橋脚の作例

 出荷担当の関根です

前回の復刻架道橋に続き、

復刻ストラクチャー 単線勾配橋脚と単線水平橋脚を作ってみました。

 

 

 

No,2195 単線勾配橋脚 ¥900(本体価格)

 

17までの勾配橋脚が各1本と、2本の水平橋脚が製作できます。

組み立ては橋脚パーツを貼りあわせるだけです。

パッケージ裏には各寸法の記載があります。

パッケージ記載の高さ寸法は橋脚台座から別売りの高架橋レール土台部分で採寸されています。

 

台座を付けずに橋脚だけで高さを採寸してみました。

(写真の様に計っていますので目安程度として下さい)

1・19mm  2・24mm  3・28mm  4・33mm 

5・37.5mm  6・42mm  7・44.5mm  8・46.5mm

台座をつけた場合、上記寸法より1mm高くなります。

横幅は全て42mmです。

 

上記成型品が各2ケづつ含まれています。

写真説明の為、番号の彫刻に黒色油性ペンを使いました。

ランナーを中心(下側)として数字があります。

橋脚として使用する方向と逆向きに彫刻されています。

パッケージ裏の番号表示に9はありません。

お詫び 赤で塗った9の彫刻があります。これは8と同等の高さです。

 

パーツを貼りあわせる前に、接着面を確認します。

赤で印を付けた部分にバリがありますので・・・

ゲートから切り離した後、

棒やすりで平らに仕上げました。

これで隙間なく接着できます。

 

合わせ目に流し込み接着剤を多めに塗り、

ズレに注意しながらパーツ同士を強く押し付けて、

1日放置し接着面が固まるまで待ちます。

 

橋脚の高さで区別はつけられますが、裏面に番号を書いておきました。

 

接着面が固まった後、棒やすりで水平、垂直に注意しながら

平らに削ります。

橋脚には水平に筋のモールドがあります。

パーツには抜き勾配があり、平らやすりますと筋の溝が浅くなりますので、

まず、溝がなくならない程度にやすりがけをして、

デザインナイフの刃を平らに使い、モールドに強く押し付けて、

v字型に筋を付けた後、

再度平面になるようにやすりがけして

プラスチック用カッターで筋彫りし、溝を復元しました。

 

橋脚の底面を平らにする為に軽くやすりがけし、

土台パーツは表面の突き出しピン跡がなくなるまでやすりました。

 

やすりがけが済みましたので、古ハブラシで削りカスを払い、

下塗りの為、GMスプレーNo,10 黒を全体にスプレーしました。

黒の塗料が乾燥した後、橋脚をひっくり返して、下面になる部分に軽く

GMスプレーNo,14 灰色9号を吹き付けました。

 

少しだけ加工例です

橋脚上面には高架橋と接続するパーツ用に穴が開いています。

用途によって穴が邪魔になる場合はふさいでしまいます。

パーツの付いていたランナーを火であぶり、柔らくなりましたらゆっくり引き伸ばすと

円錐型ができるので、これを切り出し

穴に差込みます。

流し込み接着剤を塗り、接着剤が乾燥する前に

強く押し込み 1日かけて乾燥させます。

しっかり乾燥したら、余分を切り取り

やすりがけをして仕上げ、

黒のスプレーをして下準備ができました。

 

本体塗装に進みます。下塗りの黒を活かしながら

GMカラーNo,2 ぶどう色2号を上方向がらエアブラシにて吹きつけ

その後、GMカラーNo,19 ベージュA(西武車両他用)を薄く塗り重ねました。

写真左のランナーは黒色で、色比較用です。

 

本体塗の色を変えて下塗りの黒を活かしながら

GMカラーNo,14 灰色9号を上方向がらエアブラシにて

縦方向に線を引くように吹きつけ

その後、GMカラーNo,19 ベージュA(西武車両他用)を薄く塗り重ねました。

写真右のパッケージは、色比較用です。

色比較を置いた理由は黒色と白色にか写真では見えなくなり・・・

・・・写真は難しいですね。

2色の作例です

 

勾配橋脚ができました。

 

No,2194 単線水平橋脚 6脚入 ¥800(本体価格)

勾配橋脚の8と同じ高さの橋脚が6本製作できます。

このランナーと土台パーツが各6枚含まれます。

内側に8の彫刻はありません。 組み立ては勾配橋脚と同様です。

 

左・と中央・は勾配橋脚で塗装した物   

右・は穴をふさぐ加工をしたもので水平橋脚と同様の塗装をしました。

全体をGMスプレーグレー系でまぶし塗装をした後、エアブラシにて

雨だれ・サビだれを細吹きで縦方向に書いてみました。

次にGMカラーNo,19 ベージュAを上方向から軽く吹き付けてその後

左・GMカラーNo,13 緑2号

中央・GMカラーNo,2 ぶどう色2号

右・GMカラーNo,19 ベージュA

それぞれを最後にかなり薄く全体に吹き付けてみました。

 

単線水平橋脚ができました。

プラモデルですので高さ、形状の変更が容易です。

様々なシーンにご活用下さい。

 

実物例

ずらりと並ぶ橋脚  建設中の道路です。

四角いベースにエンドレスのレイアウトを製作する際、

四隅の情景表現処理に悩んだら、平地に橋脚を建てるだけで

こんなシーンの再現ができそうです。

 

   工事現場・・・・いいですねー

網戸張替えネットを準備して

GMカラーNo,6 青22号

      No,35 ダークグレーで塗装し

ネット風   

網戸ネットにはメッシュサイズがあり今回使用したものは(おそらく)18メッシュで

もっと細かい30メッシュや40メッシュと細かい物もあるそうです。

ダークグレーで塗装した物は工事中のなにかにそれっぽく見えそうです。

試しに古ハブラシをNo,2 ぶどう色2号で塗装してみました。

新品ハブラシに着色したら面白そうです。(使い捨てハブラシならどうでしょう?)

 

コンクリート打ちっぱなし建造物は塗装表現にいつも悩みます。

実物例

ほぼ白く見えたり、明るい灰色、かなり濃い灰色、灰色のような茶色

黒に近い茶色になった物に、雨だれ・サビだれ・コケ等がついて

更に日陰・日なたによって表情が変わってみえます。

 難しいです。 成功したなー と思えるようにはできませんでした。

 

関連商品

No,2126 水平橋脚 2脚入 ¥800(本体価格)

このキットも組み立ては簡単です。

ていねいに作るとすれば接合面になる部分を今回ご紹介した

水平にある溝モールド処理をすると、きれいに組み立てられると思います。

 

復刻ストラクチャー 高架橋の作例に続きます。

 

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