商品管理部名野です。
年末年始は、1月6日(日)までグリーンマックス修理係は休業となります。
メーカー修理ができない期間ですが、同時に冬休み期間中でもあるので、レンタルレイアウトなどで走行させる機会が増え、動力車が故障してしまう事もしばしば。
しかしながら、動力ユニット故障の大半は、ちょっとしたメンテナンスで元通りになる事が多いのです。
メーカー修理に出す前に自己メンテナンスができるよう、コアレスモーター動力ユニットのメンテナンスポイントをご紹介します。
※グリーンマックス本社および修理係は冬季休業となっております。
電話でのお問い合わせには応じられませんのでご了承下さい。
チェックポイント①「車輪のヨゴレ」
まず、Nゲージ車両はレールに通電し車輪から集電するシステムなため、走行させていくと次第に車輪が汚れていきます。
これをそのまま放置してしまうと、モーターへの通電が不安定になり、動きがギクシャクしてきます。
速度を出しているときは問題なくても、低速走行時に動いたり止まったりするような場合は、ここを見ておきましょう。
黒い汚れがついていたら、車輪を外し市販のレールクリーナー等を含ませた布や綿棒でふき取ります。
チェックポイント②「ギア部のホコリ噛み」
通電状態が問題ない状態でも、絨毯の上での走行が多い場合や、犬や猫などのペットを飼っている環境だと、走行中に繊維や毛を巻き込みがちです。
これも放置すると速度が出なくなったり、坂を登らなくなったりします。ギアに絡まって回転できない状態になってしまうと、最悪モーターが焼き付いて壊れてしまいます。
車輪が綺麗でも動作が新品状態より重くなっている場合は、動力台車を分解して、各ギアのホコリを取り除いてあげましょう。
動力台車は、車輪を外したあと左右に分割させると分解できます。
クリーニング液に漬けこんだり、ピンセット等で取り除いたりするのが良いです。
ギア類は小さい部品ですので、紛失しないように注意しましょう。
チェックポイント③「トレーラー車車輪」
動力車のギアにホコリ等の異物が噛んでいた場合は、トレーラー車の車輪も見ておきます。
動力車が異物を巻き込みやすい環境は、トレーラー車も同じような状態になります。
特に車輪の先端、ピボットと呼ばれる部分はホコリを巻き込むと回転が重くなります。
動力車が問題ない状態で、新品状態で登っていた坂が登らなくなったら、ココに原因がありますのでメンテナンスしましょう。
異物がある場合、車輪を外してピンセット等で丁寧に取り除いておきます。
走行させた後は、上記のポイントを踏まえて点検・メンテナンスを行えば、大抵の場合は元通りになります。
ヨゴレやホコリを放置していると動力車の寿命を縮めてしまう原因ともなりますので、こまめなメンテナンスをしておくことが重要です。
もし、故障かな?と思った際は、まずはメンテナンスをしてみましょう。