【103系】多種多様な形態。

毎度ご愛読ありがとうございます、営業企画の加藤です。

103系、一言で言うなら「国鉄型通勤電車の定番」でしょうか。


▲グリーンマックスからは特に派生型が多く製品化されてきました。
どんなのがあるかって言うと・・・んー、ちょっと分析してみましょうか。


▲グリーンマックスでは主にJR西日本所属の民営化後に独自の改造を受けた形態を製品化してきました。EVOの103系はそういった意味では珍しく国鉄時代のもっともオーソドックスで広域で活躍した低運転台/冷房改造車/非ユニットサッシとして発売しました。
右はJR西日本で活躍する103系で、左のEVOと同じ低運転台で冷房改造車の非ユニットサッシ車ベースに、ヘッドライトをシールドビーム化、戸袋窓埋設を受けた形態です。


▲ここに並べたのは左から低運転台/冷房改造車、新製冷房車、高運転台。
主に関西で活躍している103系のバリエーションです。

◆冷房改造車=非冷房車から冷房装置を設置、側面の客窓は非ユニットサッシである形態。側面方向幕が追加されています。ヘッドライトは円形で、シールドビーム2灯化されていても基部が円形であれば「冷改車」と判別できます。

◆新製冷房車=製造当初から冷房装置を設置しており、客窓はユニットサッシです。ヘッドライトは楕円形なのが特徴。冷改車とはヘッドライトで判別できます。

◆高運転台=前面窓が高い位置にあり、窓下にステンレス飾り帯があることが特徴です。


▲上記条件から言えば、右の車両は左の車両、すなわち冷改車であることが前面を見ただけで判断できるわけですね。


▲屋根もバラエティに富んでいます。関西で活躍するグループは2014年現在も現役の形式で、体質改善車や延命工事を受けたことで原型とは異なった仕様になっている形態が登場しました。
右の高運転台に至ってはグローブベンチレーターを撤去したスマートな屋根に変身したもの。
いずれも製品は塗装済みキットで再現できます。


▲関西の103系には「古いものは大事に長く使おう」という傾向が多少なりともあるようです。この103系をはじめ、113系も延命工事を受けて近代的なボディに生まれ変わった形態が登場しました。画像の奥は大阪環状線などで活躍する40N 体質改善工事を受けた車両です。張り上げた雨どいや側面窓形状が近代的な形状に改められ、屋上のベンチレーターが撤去されるなどの外見が大きく変わるほどの改造を受けた車両を指します。
手前の3500番台は播但線で活躍する車両ですが、これも40N。


▲同じ低運転台の40Nですが、番台区分が違うだけあって細かいところが違っています。

ちなみに製品化した播但線の103系、プロトタイプにした編成が霜取りパンタ準備台座がある編成ってのがニクイですね(3番と9番編成のみ)。


▲左下に注目!
再生産アイテムに103系関西形Bという塗装済みキットがラインナップされました。

ではこの「関西形B」というのはどんな編成なの??

Bセットの構成:クハ103、クモハ103、モハ102、サハ103の4両編成。

クモハ103があるということは、低運転台の初期型~冷改車に限られます。
逆にAセットの構成は両端先頭車が低運転台のクハのセットです。

お好みに応じて製品チョイスしてください。お間違いなく。
製品の詳細はこちらでもお確かめください。
※同梱されるパンタグラフは初回製品同様のPS16Nで、最新の1本ホーンタイプではございません。


▲これは余談ですが、クーラーの話。
画像のクーラーはどちらも同じものですが、塗るだけでもこんなに効果が違うんですよ。
ちゃんとメッシュの中にファンが彫刻されているのが浮かび上がります。

ぜひぜひ塗ってみてください。

デハ!

Comments are closed.