高架橋の作例

 出荷担当の関根です

橋脚につづき、復刻ストラクチャー 高架橋を作ってみました。

 

 

 

No,2192 直線高架橋 ¥1200(本体価格)

200mm×3本 単線水平橋脚4ケ入り

 

No,2193 曲線高架橋 ¥1200(本体価格)

 半径 R315 30度×3本   単線水平橋脚4ケ入り

 

直線・曲線共通でパッケージ裏に組み立て解説があります。

各セットに線路は付属していません。

 

組み立ててみます。

ランナーから外さずに、不用部分を切り取り、

切り取り跡と、抜きテーパーを棒やすりで平らにやすりました。

 

接続部パーツの側面には抜き勾配と僅かなバリがありますので

ここも平らにしました。

 

下塗りの為、GMスプレーNo,10 黒で全体を塗装し、乾燥後

高架橋ベースパーツの側面にある抜きテーパーを垂直にやすりました。

ここは側壁パーツとの接着部分ですので、ていねいにやすることで

側壁ときれいに接着できます。

 

ここでランナーから切り離し、

先程と同じく、切り取り跡と、抜きテーパーを棒やすりで平らにやすりました。

 

本塗装をします。下塗りの黒を活かしつつ

GMカラーNo,14 灰色9号 をエアブラシにて上方向からのみ

垂直に筋を書くように塗装しました。

その後、GMカラーNo,19 ベージュA(西武車両他用)を

薄く塗り重ねました。

 

▲ 上方向からのみ吹きつけています。

  上  上から見た側

  下  パーツを下から見上げた状態で、モールドの影になる所には 

     灰色9号の塗料が回らないので立体感が吹きつけ塗装だけで

     再現できます。

 

水平橋脚が4本分付属しています。パーツ裏には8の彫刻はありません。

橋脚の作例はここをクリックして下さい

 

全てのパーツが準備できましたので、ゴム系接着剤にて

組立てました。

製品パッケージとしては完成です。

直線高架橋は 長さ200mm×3本で600mm(60cm)

曲線高架橋は半径315mm 30度×3本で 90度分の高架橋が完成しました。

 

本製品は別売りの数社から発売されているフレキシブルレールと

組み合わせて使うことが前提の製品で、今回の作例では

KATO  No,21-000  フレキシブル線路 808mm ¥300(本体価格)

を使用しました。

直線高架橋へは簡単に使えますが、曲線高架橋と組み合わせるには

レールの直になる形状記憶力で Rがうまく固定できません。

そこでレールと枕木を分離して、ざっくりですがレールをR315に近づけてみます。

指でレールを挟み曲線になるようクセをつけた後、枕木パーツに戻しました。

 

フレキシブルレールの使用を推奨していますが、

高架橋ベースのレール設置部分はTOMIX基本レールの幅と同寸法ですので

直線高架橋にはまります。弊社曲線高架橋はR315で

TOMIXレールの近似RはNo,1122 C317-45 2本セット¥400(本体価格)です。

厳密には数値が合わないのですが上写真の様にぎりぎりですが収まります。

 

次に

KATOユニトラック No,20-120 曲線線路R315-45°(4本入り)¥720(本体価格)

を乗せてみました。 

半径315がぴったりです ・・・が、高架橋ベースのくぼみのサイズには合いません。

ベースのモールドを無視して乗せる形で使用できます。

 

直線高架橋の作例ができました。

フレキシブルレールはゴム系接着剤で固定しています。

下左の高架橋にはTOMIXレールをはめてみました。

 

こちらは曲線高架橋の作例です。レール例は直線と同様です。

 

 

小加工例の紹介です。

道路橋にしてみようと思います。

狭いですが対面通行で普通乗用車が通れる道幅で再現できそうです。

大型トラックは通行不可でした。大型車が通行可能な橋の場合は

1車線での製作が自然だと思います。

 

路面を新たに製作します。

タミヤ プラ板 0.2mmを準備して高架橋ベースの幅に切り出し、

400番の紙やすりで表面を車進行方向に荒らして、

GMスプレーNo,10 黒で塗装し、乾燥後 白線表現の為

GMカラーNo,21 アイボリーA(小田急車両他用)をエアブラシで

塗装しました。

 

レトラテープ(F)1mm幅を白線表現の為マスキングして、

路面をGMカラーNo,9 ねずみ色1号をエアブラシにて

轍(わだち)を意識しながら下塗りの黒を活かしつつ塗装しました。

グレー塗装の後、GMカラーNo,19 ベージュAを

全体的にうっすらと、路肩へはほんの少し多めに吹きつけています。

関連記事 道路の色1

 

側壁の内側にある支柱が走行のじゃまになるのでカットしました。

路面の厚み分もカットしています。

これで部品が揃いました。

路面の中央部分をほんの少しだけ高くしたいので

プラ板にクセを付けて、

両端裏に両面テープを貼って高架橋ベースに固定しました。

道路中央がやや高くなり、水はけが良い道路表現ができました。

側壁を取り付けて完成です。狭い道路橋ができました。

  

 

実物例

未塗装キットですので実物を参考に塗装をお楽しみ下さい。

 

まだ使ったことはないのですがGSIクレオスより

新製品 Mr.ウェザリングライナー という商品が発売になったそうです。

今回の高架橋や橋脚のメイクアップに良さそうです。

 

 以下 Mr.ウェザリングライナー 商品解説より転載です。

Mr.ウェザリングライナーは、エンピツ感覚で手軽に使用できる全く新しい汚し塗料材料です。
プラスチック表面はもちろんガラス面などにも定着する特殊顔料を使用しているので

マット(つや消し)仕上げの塗装面はもちろん、グロス(つやあり)仕上げの

塗装面にもご使用いただけます。Mr.ウェザリングライナーで描いた汚れは、

綿棒などでこすれば、リアルなぼかし具合も簡単に再現できます。

汚し塗装はもちろん手書き文字などの情景模型に必須の効果にも使えますので、

アイデア次第で便利にお使いいただけます。
 

GSIクレオス ホビー部の公式ブログです⇒Mr.さんぷるちゃんぷるー

 

 

 

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復刻ストラクチャー 勾配の作例につづきます。

 

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