【小田急】’84 イベント塗装の8000形

毎度ご愛読ありがとうございます、営業企画の加藤です。

今を遡ることちょうど30年前。
小田急電鉄の8000形にイベント塗装のカラフルな車両が登場しました。


▲通称「走るギャラリー」号。
というのも、ヘッドマークにそう掲げられていたからですが、正式名称はどうやら「イベントカー」だそうです。

ちなみに8000形は今年で32歳。


▲この塗装を懐かしく思う方は8000形よりちょっと年上の方かもしれませんね。
アタシは小さい頃に本に載っていたこのカラーリングを見た記憶があります。

8000形のデビューが82年、もうそんなに古い車両なのかと。
本当に数年前まで鋼体車両がたくさんいた電鉄ですが、今となっては通勤型ではこの8000形のみになってしまいました。


▲ご存知の方がどれだけいらっしゃるか、この塗装の各色には意味があるのです。

赤=小田急ロマンスカー(ギャラリー号が活躍していた当時の形式に該当)のオレンジバーミリオン
黄=戦後の特急車、1700形あたりが纏っていた黄色
茶=小田急創業当時の車体色

といった歴史のこもったカラーリングなんですね。


▲8000形の模型はいくつかのバリエーションを展開してきましたが、かなり古いタイプの特別塗装を製品化するのはちょっとした冒険に近いものがあります。理由は単純で、

「30年前の・・・しかもイベント塗装だけど、需要あるの??」

まあ、こればっかりは自信をもって云えることではありませんが・・・インパクトはあるでそ?!


▲さて、本社には先頭車の印刷試作品があるのみです。
これは色合いの調整のためにテストしたものなので、先頭車のみなんです。
アイボリー、というか白い部分は製品ではもっと明るい白に変わります。


▲もともと既存の8000形の模型の色違い版なのですが、当時より結構こだわりのある意匠をしっかり作って再現していました。妻面は上り方と下り方で手摺の表現をしっかり作り分けていますし、前面は別パーツの手摺まで付いています。

発売まであともう少しです。タイムスリップしたい方、8000形ラブ!な方、全種類コンプリートしたい方、ぜひお求めください。
発売時期が迫りましたら再度ご案内いたします。

デハ!

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