小田急8000形発売直前、その併結相手に提案いたします「小田急1000形塗装済キット」。
前回のログからの続きで
今回はパーツごとに注目して参りたいと思います。
この塗装済キットは動力ユニットや台車がオールインワンとなったセットで、4両編成と中間車だけの増結2両セットがあります。
車体は板状になっており、接着剤を用いて箱状に組み上げていくタイプです。
組立は板状キットのなかでも比較的容易な方で
その車体には銀色の塗装と鮮やかなロイヤルブルーに帯が予め印刷塗装にて施されています。
前面部分ははめ込み式のガラスが対応となっております。
方向幕周りの黒ブチも印刷済みです。
妻面はパンタ有無やハシゴの有無で作り分けられています。
地下鉄乗り入れ対応の証である妻面アンテナは別パーツにて立体化されています。
車体の次に屋根パーツへ。
屋根全域にわたる目立つビートはしっかりとモールド表現されています。
先頭車のアンテナ取り付け穴は手間いらずの開口済みです。
こちらの屋根は中間車のパンタ搭載車用屋根です。
クーラーは2種類のキセを作り分けております。
避雷器やヒューズボックスなど小物パーツも屋根ランナーに含まれています。
車体の内側に組み込みますガラスパーツです。
このガラスパーツは表面に凹凸が彫刻されており、車体内側の凹凸に対応する作りになっています。
車体の組み上げていく際のガイド冶具としても役立ちます。
こちらはスカートパーツ。厳密には連結する側/しない側で形状が異なってきますので加工しても楽しいかもしれないところです。
先頭車の屋根にラジオアンテナカバーを装着できるようになっています。
指定の車両の屋根裏側よりピンバイスで開口し取り付けます。
キットの付属品としては珍しい金属パーツもございます。
小田急車両の特徴でもある「前面手すり」が別パーツ化され封入されています。
床下機器はこの2種類が付属します。
この2種類とも近年の車両を作りこんだり、工作に使えそうなインバーター装置やコンプレッサーがモールドされています。
動力ユニットはこちらのタイプがトータルセットに付属します。
台車はビス留めタイプのFS台車、パンタグラフはPT-42Nが付属しております。
このパンタグラフは金属板バネが廃され改良されたものです。
ステッカーは3種類で、まずは車番とOERロゴ。
車番については4両~貫通10両までが選択できます。
側面と正面の行先/種別も多種類から選択式となっています。
特に正面のステッカーは凝った内容で、せっかくのはめ込み式前面ガラスなので、ステッカーの貼り方もリアルにできるよう
接着面に方向幕が印字されています。
これによりガラスの内側に貼り、より実物らしい表現が可能となるわけです。
もうすぐ発売します8000形と並べたり、カプラーを改造し併結させてみたり、なにより組立てて完成させる「楽しさ」「嬉しさ」もついてくる塗装済キット「小田急1000形」
ぜひこの正月休みにコタツに入って組立ててみてはいかがでしょうか。
商品企画のMtでした。