今回は近鉄の台車についてお話します。
GREENMAXではエコノミーキットシリーズとして5種類のキットを発売していますが、台車の指定は全て「KDタイプ」となっています。しかし、台車のラインナップはというと・・・、KDタイプ、KD39、KD47、KD71、KD306・・・とGM・CPあわせて5種類も出ています(CP集電対応台車除く)。これらを用いてバリエーションを楽しもうというわけです。
例えば、2610系は全17編成のうち2621~F2624Fの付随車(ク2721~2724、サ2771~2774)が金属ばね台車を履いています(ただし更新時に順次空気ばね台車に交換)。これは、模型ではKD39を履かせることで再現できます。
また、2000系(上まわりはひと手間掛かりますが・・・)の2101F、2102Fは現在も10100系ビスタカーから流用した台車を履いていますのでKD47を用いると雰囲気が出ます。12400系など特急車にはKD71が使えます。
この他、ナゴヤ大須店ではオリジナル商品としまして、先頃再生産がありました1051C 近鉄1252/1436/6422系先頭2両セットの台車を所定のKD306からKDタイプ(ロングタイプ)に交換した近鉄1220/1422/6400系キットというものを発売しております。こちらも是非どうぞ!
近鉄に限らず、台車のバリエーションが増えたことで、今まで流用(代用)で済ませてきた車両に正規の(より近い)台車を履かせることが出来るようになったという例はまだまだあると思います。皆さんも探してみてはいかがですか?