修理部 名野です。
広島103系製作、なかなか終わりませんね。
前回はこちら。金属パーツの取り付けまで進みました。
今回からは、塗装に入ります。
ご覧のように、第四回で床下機器の並べ替えをした関係で、色がバラバラです。
汚れていて判りにくいですが、実車の床下機器はグレーです。
スカート周りは汚れが少ないので色が見えます。
当初は黒かったのですが、2006年くらいからグレーに塗り替えられています。
いきなり全部完了形。
色は、模型栄えを考慮して、実車よりやや暗めにしてみました。
色としてはGM9番あたりがちょうど良いかと。
今回は、クレオスのTHE GRAY4色セットより「グレートーン1」を使用しました。
床板は、上下2枚構成になっている下側を全部塗ってしまいます。
クハのスカート部は、この加工で接着しているので、床板と一緒に塗ります。
台車類は、枠だけにして塗装します。
ただ、これらの部品は塗料がのりにくい材質なので、塗装前にプライマーを吹いておきます。
ガイアノーツのマルチプライマーがオススメです。
動力車は黒い床下機器以外の黒い部分をマスキングして塗装します。
こうすると、動力ユニットの床下機器が強調されて立体感が増します。
無理に床下機器を外そうとすると破損してしまうので、
上の写真の状態のまま塗ってしまいます。
当然、駆動部・通電部に塗料が回らないように注意してマスキング。
一旦ボディと組み合わせて色を確認。
若干暗すぎたかもしれません。
全体の出来上がり時に調整しましょうかね。
最後に、クハのトイレタンク。
使用したのは、TOMIXの特急・急行車用部品の余りを使います。
TNカプラー装備前提の部品ですが、加工して取り付けます。
成型上、ちょうど良い部分にパーティングラインがきているので、そこでカット。
上の写真は出来上がり状態ですが、もちろん、加工してから床板に接着します。
出来上がったら、左右の首振りが問題ないか確認します。
R280で問題ない位置に調整しておきます。
これで下回りは完成です。
次回はヤネ周りの塗装です。