修理部名野です。
EVOキットの話で盛り上がってるなか、ぶった切りしてしまいますが、
東急8590系加工、前回からのの続きです。
ここからの加工は難易度高めです。
●Lv.4:銀の塗り分け。
この形式の昔からの定番(?)ともいえるかもしれません。
実車の銀色は光沢の違いがあります。
イロイロな事情で製品では完全再現しきれなかった部分ですが、
ならば塗装で!ということで、やってみました。
使用したのは、この色。
クレオスSM-04スーパーステンレス。
エアブラシ専用塗料ですが、銀の質感は抜群の塗料です。
塗るのはメタリック感の強い側面の上下部分。
中間部分のつや消しな銀は、製品の色そのままにします。
なので、該当部分をマスキングします。
上部は、製品の印刷ラインを参考に。
製品の編成では、先頭車と中間車で位置が違うので注意しましょう。
下部はこの位置で。
目安が分かりやすいので、寸法を細かく測らなくて済みます。
側面の赤帯も忘れずに。
上の帯は0.6mm、下の帯は0.9mmくらいです。(図り方は適当です・・・
正確にやる場合は、しっかりと測った方がいいですね。
マスキング中を飛ばしていきなり塗装完了。な図。
塗り分けが決まると、光の加減で銀の色合いが変わり、イイ感じになります。
先頭部はこんな具合。
あと、中間車の東急マーク部分は、塗りわけラインがかかっている箇所なので、
マスキング忘れに注意しましょう。
●Lv.5:前面貫通扉上部の再現
ここも成型の都合、再現しきれなかった部分です。
で、実際彫ってみたわけですが。
・・・うん、ちょっと上すぎました。
上の写真は、行先ステッカーの項と同じものなので、気づいた人もいたと思います。
ただ、この加工は場所が狭いので難易度は高いです。
基本的には、一発勝負!
上の写真のように、定規を当てケガキ針で少しずつなぞるように彫っていきます。
ケガキ針がなければ、画鋲などでも代用できますが、少々やりにくいです。
溝を彫る際は、周りにキズをつけないように注意します。(ちょこっと、キズつけちゃいましたが・・・)
こんな感じに。
最後はヤスリできれいになる様仕上げます。
彫りこんで塗装がはげた箇所は、銀をタッチアップ。
前回も使った画像ですが、どうでしょう?
左が製品、右が加工後です。
以上が、今回の加工箇所です。
製品から一工夫で、さらなるイメージアップ!
実際にチャレンジする場合の参考になれば幸いです。
お気に入りの品を納得いくまでいじってみるのも良いものですよ。
ただし・・・
失敗したら有償修理です。
加工の際は、自己責任の範囲でやってくださいね~。
それでは。