毎度ご愛読ありがとうございます、営業企画の加藤です。
GM主力商品のひとつ、東武50000系列があります。
▲クロスポイントブランドも含めれば都合8種類(ここに写したのは基本セットのみ)もリリースしたんですよね。
一言で「50000系」といっても、実はかなり細かい違いがあったりして、にわかに東武を知っている程度では「どこがどう違うのか」まで判らないことが多いと思います。・・・そこで!
形式ごとの違いを紹介しましょう。
▲まずは50000系50000型。
50000型は東武東上線の池袋まで運転されている形式で、地上線の専用です。
方向幕はLEDですが、フルカラーではありません。屋上機器もわりとさっぱりしています。
試作車の50001FはGMからはリリースされておらず、量産車のみです。
▲50000系50050型。
50050型は浅草からの「伊勢崎線」(本線とも呼ばれています)を拠点とした運用に当たっている形式。
東上線には入ってこないのですが、東急の田園都市線に乗り入れます。違いといえば実車の話では車体の全幅が2.770mmと、50000型より僅かに狭いこと、種別表示枠があることが挙げられます。
▲50000系50090型。
ご存知「TJライナー」です。東武東上線の地上線のみで運用されており、転換式のマルチシートを採用しているので、ライナー運用では座席をクロスシートに、普通運用ではロングシートに変化できるのが特徴です。
外見はロイヤルブルーの帯が入っているので一目瞭然ですね。
▲50000系50070型。
製品はクロスポイントブランドの発売で「タイプ」としています。
タイプというのは50000型と金型を共用しているため、実車と比較すると車体全長が短くなっています。
というのも、実車はほかの50000系よりも130mm長いからです。
東上線の小竹向原より地下鉄の副都心線へ乗り入れます。運用の関係で地上線で池袋までやってくることもあります。方向幕がフルカラーLEDで、屋上機器にバウムクーヘンみたいな通風器が載っているので、外見でもすぐに判別できます。
▲50000系50070型50075編成。
これは50070型の編成の中でも仕様が違う編成で、前面の貫通扉に蝶番(ヒンジ)が出ていること、客窓のほとんどが降下式の窓になっていること、などが挙がります。模型では窓割りを再現しているので違いはよく出ていますが、実車と比較すると前述のような共用部分があるため、気付かない程度の差があります。
▲50000系50000型51002編成。
東上線が主な運用路線ですが、外見はほぼ50050型に準じています。さらには屋上に例のバウムクーヘン(じゃなくて排気扇)が載っているのが特徴です。こちらもクロスポイントで発売しているものです。
▲50000系50050型の後期形。
ここまで来るともう何がないやらでしょうけれど・・・50050型というからには伊勢崎線の車両であることに違いありません。しかし、一般的な50050型と違い、バウムクー排気扇がなく、客窓が降下式に変更されているのが特徴です。
もはやこのあたりの細かい派生車種を見ているとワケがわからなくなりそうですが・・・
要は伊勢崎線を集めても東上線を集めても、アクセントとして「違い」のある車種を混ぜておくのは楽しいって事です。
乗るのも眺めるのもコレクションするのも、こういうバリエーションがあるから楽しいんですよね。
※今回紹介した製品、人気が高いので必ずしも在庫のあるものばかりではありませんので、予めご了承ください。
デハ!