修理部 名野です。
キット用動力メンテナンス4回目。
各部品チェックその②です。
前回まではこちら。
チェックポイント③:動力シャフト
モーターの動力をウォームギアに伝達する役割のパーツです。
動力ユニットの長さに合わせて、3種類あります。
上から順に
・短:18m級動力用
・中:20m級動力用
・長:21m級動力用
最初の写真例は、20m級用の「長さ:中」のものです。
ここも、そう交換する部品ではないですが、
先端の突起が磨り減ると動力が伝わらないので、
空回りするようならば、要チェック。
問題なければ、次へ。
チェックポイント④:モーターとジョイント
上記のシャフトに問題なければ、このジョイント部分の位置を見ます。
固定位置がズレて、シャフトをしっかり受けていない可能性があります。
ここの修正は、動力を元に戻した状態で、ピンセット等で調整します。
※上級者向けです。難しく感じた際は、修理係へ修理をご依頼ください。
シャフトの前後に「遊び」がまったくなければモーター側へ押し込み、
抜けそうなくらいにガタガタの場合は、ほんの少し引き出してあげます。
引き出す際には、やりすぎに注意。
シャフトが曲がった状態になったり、折れたりします。
慎重に作業しましょう。
また組立の前に、モーターの接点部分が錆付いていないか、
回転に問題がないかを確認しておきます。
以上のどれにも問題がない状態で、空回りするようならば、
ウォームギアを交換しましょう。
これで、内部のチェックは完了です。
次回は、組み立て時の注意点を。