修理部名野です。
前回からの続き。
ほぼ完全にバラバラになった状態の動力ユニット。
今回は各部チェックとメンテナンスをしていきます。
チェックポイント①:モーターケース
下側に出てるツメに、曲がり・折れがないかチェックします。
また、ケースそのものが変形していないかもチェックしましょう。
コレが歪んだり、床板にしっかり固定されていないと、
走行が安定しません。
問題があれば、新品と交換します。
チェックポイント②:ウォームギアとギアボックス
この部品は、通常交換することはほとんどありません。
ただ、じゅうたん上での走行は、ここに繊維が絡みやすいです。
絡みついた状態のままだと、ギアの噛み合いが悪くなり、
走行抵抗の増大、モーターへの過負荷になります。
ホコリ等が絡まっていないか、こまめにチェックしておきましょう。
また、ギアボックス内に「黒い粉」がある場合は、2段ギアが削れています。
特に多い場合は、2段ギアのチェックも忘れずに。
方法は、完成品のチェック項目でお伝えしたコチラを参照ください。
ちなみに、ギアボックス全体は、台車にこういう状態で固定されています。
(床板を除いた状態)
台車がこの状態で固定できなければ、ツメが潰れたり、折れたりしています。
その場合は、このギアボックスを交換しましょう。
さあ、次回は、さらに細かく診ていきます。