お正月休みですが、ブログに登場。
修理部名野です。
今回は、製品ディテールアップのおはなし。
取り出したるは、ちょっとレアな(?)コレ。
4905 103系3500番代播但線【限定品】
「JR西日本103系関西型Ⅱ」が発売され、ラインナップの充実と、
「N40体質改善車の完成品化」も予定されています。
西の103系が充実してきましたね。
そんなJR西日本の103系全般に使える加工ネタです。
難しいことをせずにホンのちょっぴり手を加え、見た目を向上させてみました。
じゃん。
いきなり完成状態登場。
ぱっと見ただけだと、変わったかどうかわかりにくいですね。
手を加えた箇所は
●各部色さし
●スカート取付位置調整
これだけなんです。
色指しはいたって簡単。
印刷では表現しきれない窓枠断面に調色塗料を筆塗り。
塗るときは、側面ガラスを外しておきましょう。
使用した色はコレ。
クレオスMr.カラーの4色セット「THE GRAY」
「グレートーン4」をベースに「No.8 銀」を1:1くらいで混ぜたものを使用しました。
この塗料、パッケージがこんなのですが、
濃さの違う癖のないグレーが4種セットになっています。
屋根や床下機器等、幅広く使えてオススメです。
筆塗りに関しては、塗料を薄めに溶き、
何回か重ねるように塗る→乾かすの繰り返しが綺麗に仕上げるコツです。
印刷部分から塗料をはみ出さないようにだけ注意しましょう。
塗料が乾く間は、スカート部分の加工をします。
スカートは、製品構成上やや奥まった位置になってしまっているので、
実車の位置まで前進させます。
床板についているスカート取付用ボスは不要なのでカット。
そうすると、固定できなくなるので、直接床板に接着してしまいます。
位置決めは現物あわせ。(画像を参考に)
ただ、そのままだとスカートベースがボディと干渉するので。
接着前に加工をします。
ボディ裏側、前面下部分を斜めに削り、
スカート側も同じように斜めに削ります。
こうすることで、見た目を崩さず、スカートが前進する分のスペースを確保できます。
動力車側は、ボスをカットして、ベース穴半分前にずらして接着。
固定には瞬間接着剤を使いました。
接着剤の効きづらい材質ですが、強度上は特に問題ないです。
あとは、前面ライト周りおよび方向幕部分に黒を色さし。
(本来、運行番号は白ですが・・・)
方向幕部分は、”おうちゃく”をしてマッキー黒を使用。(意外と使えるんです)
この状態でステッカーを貼れば、切り出しがゆがんでも目立ちません。
ライト周りは、つや消しの黒塗料がオススメです。
ここは、はみ出すと大変なので、慣れるまではエナメル系塗料が良いでしょう。
手を入れたのはこれだけです。
製品そのままと比較してみましょう。
微妙な差ですが、全体が引き締まったと思いますがいかがでしょう?
ここまでの加工時間は、約30分弱。
ちょっとした片手間にできる範囲です。
他の103系各種製品にも通用します。
また、ほんの少し手を加えただけで見た目がかなり変わります。
西の103系好きな方はぜひお試しあれ。
それでは~。