【旧型国電】ご無沙汰エコノミー。

毎度ご愛読ありがとうございます、営業企画の加藤です。

ちょっと前に「クモニ83-100番台」と一緒に楽しむ車両としてコレを手配しました。


▲No.156 エコノミーキットシリーズのクハユニ56形。
飯田線の郵便・荷物・旅客の合造車です。
この形式、複雑な細かい仕様違いがあって、どれを再現するかで楽しみ方が分かれます。


▲旧型国電の聖地で、119系の登場で淘汰されるまで活躍した車両たち。
クハユニ56はもともとクハニ67として製造され、飯田線に転出した際にトイレの増設、クロスシートの設置を行った車両。
飯田線では新性能化される83年まで活躍していました。


▲工作途中でスミマセン。今回は完成した写真はありません!(キッパリ)
車番ごとに微妙に仕様が違うので、どこまでそれを再現するか迷いますが、このキットの特徴を見てみましょう。

●側面ボディは002~004番のノーシル・ノーヘッダーをプロトタイプ。
●前面は002~004用と011、012用の2種類を付属。001はHゴム押さえの3枚窓ですが、キットには付属しません。
●客用扉はHゴム押さえのプレスドアのみなので、004番車がプロトタイプのようです。
※ノーシル・ノーヘッダーとは、窓枠の天地部分に補強板を付けたもの。(ウィンドウシル/ヘッダー)

ちなみに↑画像、すでに前面の運転室側はHゴム窓に改造しています。70年当時は木枠だったようなのでキットのままでいいみたいですが、晩年は改造していたようです。(資料による)


▲011、012番用は前面窓にシル・ヘッダーがモールドされています。
この車番を再現するには側面ボディにシル・ヘッダーの加工が必要になります。001番に至っては改造箇所が多すぎて・・・(´д`)


▲さて、今回作るのは004番車としました。理由としては前述の客用扉の形状から。
旧型車にあって、ウィンドウシル・ヘッダーがないのはすっきりした印象こそあれど、なんか物足らない感じがありますね。
キットの側面は概ねこのままであまり手を加える必要はなさそうです。


▲資料がなかなか手に入らない妻面。形状はキットを信じるとしましょう。
クハユニ56はトイレを設置しているため片側の妻面窓がふさがれています。トイレ部分の側面窓は意外にも特別加工がないようです。せいぜいスリガラスになっている程度のようです。こだわる方は床下から流し管を植えるといいかもしれません。

ざっくり組んでみて、ものすごく難しいということはなさそうですが、旧型国電の印象的なディテールが若干オミットされているのが難点です。屋上にあるステップは付属していませんので、サードパーティ製のエッチングパーツなどを使用するべきでしょうか。
この車両は電動車ではないのでパンタグラフ、動力ユニット不要です。

No.156 クハユニ56 税込¥840
だいたいどこでも手に入るかとは思われますが、最近キットの品不足が発生しているようです。
生産時期の見直しなどが重なっておりまして、ご不便をおかけする場合がございます。ご了承ください。

さて、作り始めたまではイインですが、完成させるのはちょっと先です。

デハ!

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