毎度ご愛読ありがとうございます、営業企画の加藤です。
いい打線飯田線のクモニ13を作ろう!ということで第2回。
キットをストレートで組むだけなら説明書どおりでいいのですが、一手間かけることでもっとカッコよくなるってモンです。ここはひとつ、その「一手間」をかけて作っていきましょうか。工作の参考になれば幸いです。
今回のテーマは「下回り・足回り」。
▲さて、クモニ13の床板と床下器機ですが、これはアタシ流に組み替えた状態のものです。
なに?組み替えって??
▲こちらがキットに入っている床下器機です。GMのパーツではこれが一般的なのですが、実車資料を見るとコンプレッサー側の器機の配列が「真逆」なのです。別の車両形式のプロトタイプに従ってこうなったものだと思うのですが、このクモニ13ではそこを修正して配列しました。最初の画像をもう一度見てみてください。
▲お次は台車。飯田線のクモニ13(026としたときに)はDT10を使います。
▲ピン止めタイプですが、実際に床板に装着してみようと思うと、ちょっと硬くてピンが入らない!なんてことがあると思います。その場合は床板のほうのピン受けのリムを少しだけ広げてやれば入ります。
・・・ですが、今回はビス止め方式に改造しちゃいます!
▲まず床面に開いている穴のほうをt1.2mmのプラ板の切れ端で塞ぎます。
ビスの先が通るようにセンターに小さめの穴を開けておきます。
▲φ3.2mmのプラパイプを芯皿にブッ差します。(差し込みにくい場合は開口部を広げます)
画像の長さぐらいでとりあえずカットし、あとで調整します。垂直に差し込まれていることが重要です。
瞬着で接着すればOKです。
▲台車枠の回転を制御するためのストッパーを新設します。これがないとレールに乗っける際に台車がグルグル回ってしまいますので、なるべくならあったほうがいいモノです。車輪の回転に干渉しないように、長さと取り付け位置を決めます。(スミマセン、これは目分量でやってしまいましたので寸法は適当です)
▲台車枠のピンを外し、棒ヤスリで開口部を広げます。広げすぎないようにちょっとづつ。
カッターナイフの刃先を回して広げる方法もあります。
▲要は芯皿に差し込んだプラパイプが通り、なおかつ僅かな「あそび」が出来る程度になればOKです。
▲KATOのビスを使っています。
アタシの作例では結構この手の改造を施していたのですが、今回改めての紹介としました。
実のところは既にメジャーな加工なのですが、安定性の向上と耐久性確保のためです。
今日はこのへんまでにしましょうか。
それでは次回に続きマッシュ!
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その①