【スユ16】鉄道の郵便車といえば「青」だわさ。

毎度ご愛読ありがとうございます、商品企画のKです。

今朝、東京では初雪となりました。終日寒い一日でしたが、いかがお過ごしでしょか?
さてアタシは週末の天気をちょっとだけ心配しつつ、ウィークエンドホビーライフのための下準備を始めているところです。

過去にプライベートで作ったスユ16をちょいと紹介。(ん?鋭い読者ならお気づきかな?以前紹介しましたネタです)


▲GMの板キットでは「オユ14」として発売していますが、これに少し手を加えると「スユ16」にも作り変えることが出来ます。


▲こちら側はキットのままです。
スユ16とオユ14は基本的な設計は同じです。


▲反対側。
ところがどっこい、このキットのプロトタイプであるオユ14、実は実車とは一部設計が異なってまして、それを正してやる必要があったります。で、何処がどうなのかと言いますと、側面中央上部の明り取り窓が6つ並んでいるのが正しい姿。
アタシの作例では6つに増設していますが、6つあるうちのいちばん左がそれです。


▲屋根についても、キットではベンチレーターの配置が実車と異なっていました。
あまり拘らないならキットのままでも十分ですが、ここは実車どおりに修正します。
この画像で参考になるかわかりませんが、正しい屋上器機の配置はこの画像のとおりです。


▲この作例では一部他社製品パーツを利用しています。
スユ16はオユ14に電機暖房装置を増設したため、車重が重くなりました。そのため形式が「オ」よりも重い「ス」に変更されました。画像の床下器機の左にあるでかいハコがスユ16の特徴、重油タンクです。プラ製パーツがないのでBONAから出ているパーツを使っています。台車はKATO製の旧製品の20系から拝借したTR217(カプラーポケットの長さが合うのはこの製品のみのため)。
キットではTR50(代用品)を指定としています。GMではTR217を使う車両がほかにありませんので、代用となっています。
なお、TR50を装備した場合、限りなくオユ11-100番台になりますね・・・へ、弊社の先人はいったい・・・(汗))


▲車端部にデッキがないエンドの貫通扉には窓がありません。キットでは窓枠があるので塞いでしまいます。
まあちょっとばかりいじるところは多いかもしれないですが、それなりに愛着がわいてきますね。

スユ16としての主な運用は、20系寝台客車に連結されて急行「天の川」として上野⇔秋田間で使われていました。
20系客車はKATO製品のみ。「上野発の夜行列車」に一花添えて楽しみたい方にはモッテコイの車両です。
改造ネタではありますが、ちょっと手を動かせばお気に入りの1台に仕上がるはずです。

No.142 オユ14 ¥840 (キット指定では別売りで台車がTR50となっていますが、これは代用品になります)

それでは!

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