解説:団地:屋根の色

紅葉の季節。そろそろここの団地巡礼に出かけなければと焦る裏方スタッフIです。

ブログをご覧のみなさん〜こんにちは。

先日、商品企画スタッフOが公団住宅の・・・

 

 

屋根の色調を話題にしていましたが、その理由とウンチクをひとつ。

上がUR賃貸住宅で現在の姿。下が日本住宅公団時代の姿。

屋根の色が大きく異なります。

 

では実物はどないでしょーか。

 

 

はい、これ。

昭和40年代の前半、とある団地です。

屋根はかなり明るいグレー。

 

これは「露出防水工法」と呼ばれるアスファルト防水層が露出しており、この時代に建築された大部分の住棟に用いられている手法。

そしてその色調は【シルバーグレー】に近いといわれています。

模型化に際しより実物に近づけるべく明るいグレーとなっています。

 

では、なぜUR賃貸住宅は濃いグレー?

答えはより快適にするため修繕により屋根材が追加されたからです。

最上階の断熱改善を目的に「遮熱ブロック」が敷き詰められており、その材質は色が濃く模型もより近い色調で設定されています。

 

この点はUR都市機構〜技術チームのご協力により「より実物らしく」模型化を進めております。

さて、団地の屋根といえば「丸坊主」の印象ですが、実際には模型をご覧のとおり平らではありません。

 

たとえばこれ。

テレビボックスといい、アンテナから各住戸にアンテナ線を分岐する設備。

模型ももちろんあります。

 

階段を上がっていくと最後に「謎の通路」が。

 

これは点検用の屋上へあがる出入り口。

模型でも1箇所、しっかりと立体表現されています。

 

屋根ひとつとってもUR都市機構の協力のもと、より忠実に模型化すべく開発を進めております。

発売まであと少し!

ぜひぜひご予約はお早めに!

Comments are closed.