【都営5000形】 設計・企画の視点から①

スタッフブログをご覧のみなさま、こん××は。

商品企画(?)のSです。

   

都営5000形の発表以降、色々と薀蓄を書きたいところですが、なかなか更新できず申し訳ありません。今回より、序々ではありますが「設計・企画の視点」として紹介したいと思います。

2005年撮影。クロスポイント(以下CP)の製品サンプルを製作した際に撮影したものです。元気な時(?)は、旧塗装の銀色の縁まで塗装するくらいでした。なお、商品企画Kのブログで登場したサンプル画像は、実はコレです。

   

既に、当ブログであったり、他の情報サイトには試作品の画像がアップされていますが、ご覧頂きましたでしょうか?今回の製品化にあたり、CPのキットにおいて型構造の都合で再現出来なかった箇所や反省点などを踏まえて、今回の製品に可能な限り反映しました。

それでは、設計・企画の視点から、お話を展開してまいりましょう。

まずは未更新車の前面です。未更新車(原型)の特徴として、直径・約300mmのヘッドライト、横幅・約800mmの手動式方向幕などが挙げられます。

   

 

種別および列番表示です。表示枠が若干彫が浅くなっていますが、本来は行先表示幕と同じ枠幅のため調整される予定です。

そして、この形式のハイライト(?)の通過表示灯です。点灯部が極小のため、製品では非点灯となります。このスケールを維持したまま該当部を貫通させる加工は、他社においても難しいと思われます。金型は彫れると思いますが、離型時に間違いなく型を破損すると思われます。

   

通過表示灯のアップです。点灯部と本体との間に段差を表現してあります。実物形状に倣いつつも、やや強調しています。この箇所は、CPのキットにおいて、型切削の都合で表現出来なかった部分のひとつで、金型だからこその改善点です。

なお、実物はもう少し長い形状をしていますが、輸送時による破損、成型時の離型不良の都合から、やや短く彫刻しています。更には、砲弾状の形状も、この製品では再現しており、この点においても改善しています。

   

次回は、今回の続きとして、更新車、そして屋上ルーバー、側面窓形状・・・等のお話を展開してまいります。

   

それでは、また。

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