こんにちは。裏方スタッフIです。
配管。といえば屋根上にウネウネ・・・電気系のイメージですが・・・
今回の配管は商品企画スタッフOのログにあった「配管」のマニアックな話をひとつ。
公団住宅(公団)と公団住宅(UR賃貸住宅)で階段側の外付け配管パーツがなし/ありの差があると記されております。
上は製品試作品です。
左が(公団)・・・これは昭和40年代に日本住宅公団が建てた原形に近い形や一般的な色彩表現をしており
右が(UR賃貸住宅)・・・日本住宅公団が住都公団などを経て現在の組織「UR」が管理している現在の建物をベースに製品を設定しています。
【実物の設備】
この実物は模型と同じ、階段列が2列の5階建て。
階段脇に配管が見てとれます。
ではこの配管は何?
実は「給水管」です。
建設時は建物の中に給水管が走っており外面からはその姿は見ることができません。
〜なので模型の(公団)は給水管が露出していないのがその理由なんです。
その後、より良くするため「修繕」が逐次行われ〜
新しい給水管を設置するにあたり現在の(UR賃貸住宅)のように給水管が見えるようになっています。
その給水管、団地群や住棟によってその取り回しや色は様々なパターンが存在します。
たとえばこちらは階段の右側に給水管、しかしダストシュートの上には設置されず壁面に直接設置。
これは複雑。
でも全部給水管なワケがありませんね。。。
階段左脇に縦に走るのが給水管。2階の踊り場で直角に曲がっていたり。
横に走るのは電気系の線で、模型のグレードアップで再現したらインパクトありそうですね。
【製品は】
今回の完成品ストラクチャーでの給水管は・・・
地下水道管からダストシュート取り出し口付近から配管が露出し始め・・・
階段右側に設置されているダストシュート上を走り
配管は最後に4〜5階の踊り場で見えなくなります。
☆給水管ひとつの製品設計でもかなり忠実に再現するべく〜製品開発を行っております。
すでにグリーンマックスの古いストラクチャー「公団住宅」や他社の団地模型などなど買い替えてジオラマに設置しても損はないですよ♪ぜひぜひオススメです!
【さらにディープな・・・】
実際の給水管は各住戸に分岐設置され、その先は・・・
↓(左の実物写真)右上から配管が現れ逆T字に別れ壁の中へ。
パネルの奥には水道メータが。再び細い配管となり壁から現れ各住戸へ。。。
(右の模型試作品)試作品を分解してみます。
配管パーツは途中でオミットしています・・・がそれでは終わりません。
玄関ドアの前、壁面には実物と同じように給水管の彫刻が表現されます。
いかがでしたか〜ディープな団地の世界。
この12月には完成品模型も発売となります。あと数ヶ月・・・どっぷりはまってみませんか(笑)
もちろん【手軽に簡単に】 【ずらーっとたくさん】 ジオラマに並べられるよう〜完成品としてライトユーザーの方にも楽しめるようしております。
2701 公団住宅(公団)
2702 公団住宅(UR賃貸住宅)
いずれも12月発売予定〜税込2,730円
以上〜商品企画スタッフOに便乗した補足情報でした。
裏方スタッフI