【62系】113系のようで旧性能車。

毎度ご愛読ありがとうございます、商品企画のKです。

今日も発掘調査です。何が出てきたかというと・・・

62系!


▲62系っていうと、近年「鉄コレ」で製品化されましたね。この車輛もなかなか興味深い奇妙な車輛なんですよね。


▲GMからは「62系」としての製品は発売されていません。
しかしながら、113系のキットから改造することでこのように再現することもできます。
正面のディテールですが、実車と異なるのは貫通ホロ枠の形状くらいなものです。
GMのキットでは渡り板のモールドがオミットされているのが難点ですがサードパーティでエッチングパーツなどがあります。


▲さて、62系の最大の特徴は「車体の裾」です。
この車輛はもともと旧型国電の足回りに113系同様のボディを乗せたアコモ改造車です。
車体の裾はボディと床板を合わせるために折り曲げられたもので、正式な113系の車体裾と比較すると如実に違うことが判るかと思います。
GMの板キットの裾部分を裏からPカッターで溝を作って折り曲げて再現したそうです。


▲ご覧のように床下機器や台車なども72系のものを流用しています。実車に合わせて模型でも部品をコンバートしています。側面行先表示器もないのでどこかあっさりした印象です。


▲旧型国電の定番、PS13型パンタグラフを装備。
屋上機器もベンチレーターのみで、狭小断面のトンネルに合わせて低屋根構造になっているのも特徴です。


▲厳密に言えば実車とは細部が結構異なりますが、十分にリサーチした上で再現できる範囲までは改造して作ってみようという例えですね。

62系は引退後、佐久間レールパークにカットモデルが残っていましたが、閉館してしまった現在は解体されたという話です。

それでは!

Comments are closed.