失敗が肥やしになるのです、必ず。
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(か)です、どうも。いつもご覧くださりありがとうございます。
エコノミーキットの工作の面白さをお伝えすることに
情熱を注いでいる事でお馴染みの(か)ですが・・・、
今日はちょっと番外編を。
エコノミーキットの殆どには、ガラス部分を表現するのに“塩化ビニール”の板が同梱されているのですが、
車体が“スチロール樹脂”なのに対して、ガラス部分は“塩ビ”ですので、
いわゆるプラモデル用接着剤(スチロール系)が使えません。
説明書やカタログの案内では、昔から“ゴム系接着剤”を使って接着するのが、
セオリーとされてきました。
私も普段は、コレを使っています。
こんな風に、予め接着剤を塗布しておき、
そこに透明塩ビを接着しています。
万一、表側にはみ出してしまっても・・・、
リカバリが容易なのも心強いです。
こんな感じに、はみ出した接着剤は、綺麗に除去することができます。
また、
“木工用ボンド”を水に溶いて、それを流し込むように使うのも有効です。
この場合、水に薄めることで塩ビガラスの隅々までしっかりと行き渡って接着することができますし、
多少はみ出したとしても、乾燥後は透明になるため、目立たずに済む利点もあります。
但し、塩ビが少しでも反ってしまって、車体に密着していないと・・・、ちょっと固着は厳しいです。
そして今回、私が試してみましたのが、コレ・・・
これ、大好きなんです。
だって、使い易いんですもん。臭いもそんなに無いし。
成分を見ると・・・ジ、ジクロロ、ロ、メタン・・・
科学に弱い私には、あまり馴染みのない物でできている、としか分かりません。
用途の欄には、◎プラモデル(スチロール樹脂・ABS樹脂)・・・と書いてあります。
・・・残念ながら、「塩ビ」とは、何処にも書いてありません。
「それならば、試そう!」と、現在、製作中の東急3000系の窓部分に使ってみました。
この溶着材、他のみたく“刷毛”がついておらず、そのままでは使い辛いので、
タミヤの空き瓶に移して使っています。
使い方は、車体に塩ビガラスを置き、その脇に溶着材を一滴置く・・・、これだけです。
あとは勝手にツツーッと塩ビ全体に流れていきます。
揮発性が高い液体ですので、接着もすこぶる早いです。
ゴム系接着剤に比べ、相当な“時短”を達成し、ガラス全体を貼り終えましたので、
しばし放置・・・。
え?さっきから何処で模型作っているんだって?
この日は休日でしたので、娘を公園に遊ばせに連れて行き、
「おとーちゃんは車で待ってるからね、好きなだけ遊んでおいで」と・・・。
で、車内でセッセと・・・。時間は上手に使わないと、です。
閑話休題。
さて、スチロールと塩ビの接着に「GSR強力溶着材」が有効か?ですが・・・、
接着をしてから現在に至るまでの数日間では、とりあえずポロッということも無いですし、
意図的にガラス部分を押して剥がそうとしてみても、しっかりとくっついています。
また、透明部分の白化や変形、溶けなども見られません。
このまま様子を見てみますが、もしかしたら『良い』のかも知れません。
胸張って“是非!”と云えるに至らない段階ですので、
すみません、今回のタイトルとさせていただきました。
そして冒頭の、「失敗が肥やしになるのです・・・」に繋がるのです・・・。
何かしら変化が現れましたら、すぐにご報告させていただきます。
それでは今日も、素敵なホビーライフをお過ごしください。