商品企画のSです。
さて今回は、タイトルにもございます「妻板にまつわるエトセトラ」と題して、皆様にお届けしてまいりました。
雨どいの形状を見る。この設計は、6次車の登場以降、3050(3000ほか)形でも反映。
尾灯代わりの合図灯に注目。
さて、「妻板にまつわるエトセトラ -京成3700形6次車①」では、実物の画像を何枚かお届けいたしました。今回は2回目としまして、実物を基に製品に反映された画像をお届けいたします。
妻面の真正面です。こちらは成田寄り・配管付き。
こちらは配管無し。同じく成田寄り。
一方、こちらは上野寄りの配管付き。
こちらは無し。
上部を見てみます。配管を止めている箇所をよくご覧頂きますと、そのボルト表現まで彫刻に反映してあります。
勿論、点線○印の箇所のように、このような段差表現も。
正面のアップです。既存の金型をベースに設計を行う関係上、裾部における板状の彫刻は省略している他は、殆ど反映されています。
斜めから見てみます。従来品では渡り板を再現しましたが、今回の製品ではそれを見送りました。その分、蝶番までに留めています。
* * *
いかがでしたでしょうか?2回に分けまして、妻面について書いてまいりました。
京成3700形6次車では、前面や屋根部品だけではなく、妻面(連結面)においても抜かりなく製作しています。
京成3700形。左が従来品、右が今回の6次車。
こちらは50000系列。この東武50000系列でも、実車を入念に取材。このように設計に反映しています。
他社製品のように、貫通幌部品の標準装備化が現状出来ていないため、その分、妻面が持つ本来の「すっぴん」な姿で、製品で反映しています。
皆様が思われる”妻面”の印象はいかがでしょうか?
「妻面は連結すれば見えないので、細かく作らない…」
「どうせ見えないから凝らない…」
「取材を忘れた。図面に出ていると思ったから…」
※これは、かつて私が座るデスクの近くでちらほら聞こえていた会話。
なんて、思っていませんか?
---妻面も、車両が持つ「顔」なのです。
皆様も、鉄道会社における各種イベントや、模型製作を行う際、妻面を見る機会がありましたら、良く観察して、良く撮影してみてください。
この魅力に理解出来る皆様でしたら、何か新しい発見が出来るはずです。
==商品名・詳細==
品番:1107T
商品名:京成3700形6次車4両動力付きトータルセット
(動力付き・塗装済キット)
¥14,700(税込)
品番:1076M
商品名:京成3700形6次車増結用中間車4両セット
(動力無し・塗装済キット)
¥12,075(税込)
CROSS POINTブランド(※)
※:グリーンマックス・ザ・ストアー店舗限定商品
品番:10346
商品名:京成3700形6次車 6両編成対応増結用中間車2両セット
(動力無し・カラーモデル)
¥5,040(税込)
また、進展がありましたら書きたいと思いますので、楽しみにしていてください。
それでは、また。