7月に発売となった塗装済キット「京成3400形シングルアームパンタ」、すでに店頭でご覧になった方も多いはず。
ちょうどよい機会なので組み立てつつ小ネタを交えて商品を内容をご紹介!
今回のキットは過去製品からマイナーチェンジされています。主なところは・・・
☆ 赤帯の明度があがっており、より実物に近く仕上げられています
☆ 台車色が特徴あるグリーン系から、現在の姿の灰色に変更しました
☆ パンタグラフがシングルアーム式に変更しています
では早速工作していきます
車番・グループマーク・優先席/車椅子/弱冷房マークをステッカーから貼り付けます
前面ガラスはGMキットのこだわりが見られますね~サンシェードを貼ります
車番ステッカーは眺めているだけでも楽しく~京成3500形更新車や同1次車の青い車番などオマケ満載(笑)
ステッカーを貼って気分が盛り上がりつつ・・・ガラスを切り出し
↑よく見るとピンセット先の部分だけ銀色サッシが「ない」。不良じゃありません!
車椅子スペースの部分で実物に即した表現なのです。北総7300形キットは1次車ベースなのでサッシが印刷されていたり・・・こだわりですね
床板は集電できそうな雰囲気なんですが・・・(汗)対応はしていません。
運転台仕切は京成特有のサッシ付窓も収録されています&ドアは貫通扉です。
さて、味気ないパーツばかりなので、気分盛り上げのためボディの工作に戻ります
前面ステップは銀色・・・このようにマスキング。追加塗装をし、正面を引き締めます
ちなみに車体後半の覆いは梱包袋を再利用してエコしてます(ケチ+手抜きともいいます(笑))
ステップの塗料が乾くまで、小パーツを塗っていきます。
めんどくさいですが、後々効果がでますのでチャレンジしてみてください~
右はスカート、左は運転台コンソール。
気力あるうちに続けて塗っていきます、右が貫通扉。左が仕切。
仕切板は裏表で塗り分けてますが、マスキングはしてません(苦笑)
そうこうウンチクのうちに・・・乾きました。緊張のマスキングはがしを~
キレイにできており、引き締まりますね、少しの工夫で
前面ガラスに銀色/クリアーレッドを色差ししておきます。
筆、洗うのイヤなので爪楊枝で・・・
塗料については「クリアーグリーン&レッド」の記事もご参考に~
いよいよパーツを車体に組み入れ始めます。
前面ガラス → 側面ガラス → 妻面ガラス の順で
少し硬い場合はキズつけないよう押しつつ
パンタ付車両の妻面ガラスははまりにくい事が多いので、だいたいはバリが・・・
写真のようにさらっておくと妻面ガラスがつけやすいんです。
別パーツ化された貫通扉を接着し、扉のあり/なしの作り分けを再現~ 色分けも容易です
続いて下回りの組立に進みます
台車は今回から灰色成型色のFS547(左)、FS383タイプ(右)に変更されています
動力ユニットに床下機器を接着。これはゴム系接着剤を用います
また写真の↓印部分に突起が、黒く塗りつぶし部分が集電板と干渉するので削っておくと、よりシッカリ接着できます
先頭車の床板は、床下機器との接着面積が少ないので↑のように垂直/水平面の2面の接着剤を塗布するとよいです
塗装した小物群を組み付けていきます、仕切板とスカートを。
前面ガラスが大きいのでよく見える仕切板は塗装しておくとベターですね
今まで組み立ててきたパーツを集合させます!「苦労が報われる」瞬間ですね~
屋根はまだでしたが・・・(苦笑)
さてラストスパート、屋根の工作に入ります
俗にいうIRアンテナ。これって折れやすいんで注意して作業します
実物通りの細密さなのでいいパーツなんですけどね
取付足:取付穴の勘合は・・・先に取り付け足をノギスで測って、ピンバイスで穴をさらっておきます
(今回は0.9mmのドリル刃を使いました)
アンテナを付け~パーツを折らないように取付穴直上から垂直に力を加えます
今回はピンセットで挟みながら力を加えています
クーラーの取付穴は元々あいているのですが、少しキツめなので~
今回は1.0mmのドリル刃であけなおしておきました。
↑地味な作業が続きます(泣)、これは屋根上の小パーツランナーです。
京成3700形などと共用なので全部は使いませんので、ご安心を~
ランボードとヒューズ箱を切り出し・・・
いいですねー!別パーツ化されているランボードはこのように立体的に仕上がります
パンタ・クーラー・ヒューズボックス取付
ちなみに接着剤を使ったのはクーラーのみです。あとは押込取付ですみました。
クーラーの足は1つで斜めになりやすく・・・今回はゴム系接着剤利用し、接着後は微妙な曲がりを修正しつつ完了
車体に屋根をつけ♪
正面種別を最後にはり・・・(正面種別をはった状態で正面にはめ込むと作業がやりづらいです・・・)
そして!晴れて完成です!
撮影しながら+ドラマ見ながら・・・4時間くらいで終了です。
長々お付き合いありがとうございました、みなさんも「作る楽しみいっぱい」のGMキット、チャレンジしてみてください!
もしお近く模型店で在庫がなければ「取寄せ」の相談してみてください、では~