今日気づいたこと。
「一番スムーズにバットを振れるのは、息を吸ってから20%くらい吐き出した時。逆にスイングがぶれるのは、息を吸っている最中・・・。」
「技術のある投手は、バッターの息づかいを読み、息を吸っている時にボールが到達するように投げている・・・。」
その昔、現役時代の読売ジャイアンツ篠塚選手が、テレビのインタビューで、そう答えていた。
「すげーな、プロの世界は。」
・・・面相筆を使う時は、いつも決まって篠塚選手のその言葉を思い出す。
そして、静かに息を吐いている時だけ、筆を動かすようにしている。
なぜなら、経験上、はみ出す時は決まって息を吸っている最中だったから・・・。
バットスイングと面相筆の筆使いは、もしかしたら似ているのかも知れません・・・。
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(か)です、どうも。いつもご覧くださりありがとうございます。
さて前回、マスク作業を終えた80系の車体。
湘南色の緑色を塗り終えた車両のマスクを剥がす時がやって参りました!
緊張の一瞬・・・、
・・・どうやら上手くいったようです。
無事、マクスを剥がし終えましたら、次に細部に色を入れていきます。
万一、マスク塗装に乱れがあれば、ここで修正します。
使うのは“面相筆(めんそうふで)”。名のとおり、人形の顔を描くための極細の筆です。
面相筆は先端の揃い具合が命です。
購入時の品定め、また、使用後の手入れはしっかりと。
ちなみに私の愛用筆は、一番左の「タミヤモデリングブラシPRO 面相筆」。
これのNO.00というのを使い続けています。
少々高額ですが、高いだけあってとても使い易く、お気に入りの筆です。
さて、早速・・・。緊張する作業ではありますが、肩の力を抜いて、慌てずゆっくりと作業していきます。
前面窓縁のHゴムのような「凸モールド」は、筆先からやや上、
筆の“腹”辺りを使って塗るようにすると、はみ出しの恐れも減るようです。
また、窓サッシのような「凹モールド」には、筆先を使って塗るのが良いです。
テールライトの窪んだレンズ部分には、クリアーレッドを筆先で乗せるような感じで・・・。
塗料は、濃さの加減に注意します。
濃過ぎでも薄過ぎでも塗り辛く、また、溶剤成分が常に揮発していますから、
こまめに濃度の調整をするのが良いです。塗り易い加減は、塗りながら会得しましょう。
万一はみ出した場合でもリカバリが容易なのは、タミヤやハンブロールなどのエナメルカラーです。
車体色として塗った鉄道カラーは、“ラッカー系”です。
種類の異なる“エナメル系”は、ラッカー系と混ざり合ったり、ラッカー系を溶かしてしまう心配がありません。
反面、塗幕が弱く、ちょっとしたきっかけで塗幕が剥がれてしまうのが弱点です。
特に凸モールドに塗ったエナメルカラーは剥がれ易く、手で触る機会の多い鉄道模型の場合、
その可能性もとても高くなります。
はみ出さずに塗れるようになってきたら、思い切って“ラッカー系”を使って、
細部塗装に挑戦してみてください。
数をこなせば、気がつかないうちに腕は上達しているものです。
それでは今日も、素敵なホビーライフをお過ごしください。