修理部 名野です。
さて、本日はいつもメンテナンスで使用している小道具をご紹介します。
見覚えある方もいるかもしれませんが、
以前、RM MODELS212号付録「車輌メンテナンスはじめてガイドブック」
にてご紹介させていただきました、小ネタアイテムです。
作り方はいたって簡単。
廃材になった動力ユニットから部品を外すだけ。
必要になる部品はこちら↓
●動力カバー(長さ問わず)
●モーターカバーと集電板
●モーター(1個)
これに適当なワニ口クリップを用意します。
動力カバーは、片方ツメが折れていたりしても問題ナシ!
一方が正常で、台車が固定できれば使えます。
では、組み立ててみましょう。
動力カバーにモーターカバーをはめ込み、
モーターをセット。
このとき注意するのは、組み合わせ。(写真、組み合わせ間違ってます・・・)
18/20m用と、18.5/21m用動力カバーとでモーターを揃えます。
写真のように、ウォームギアに一本スジが入っているモーターは18.5/21m用、
スジのないモーターは18/20m用になります。
動力カバーは、上面にDD-○○0と表記がり、上二桁が長さを表しています。
組み合わせが違うと、動力台車の車輪が回りにくいので注意しましょう。
モーターを取り付けしたら、外れないようにテープで止めておきます。
ただ、モーター本体は発熱するので、なるべくそこにはつけない様にします。
モーターをセットしたら、反対側にワニ口クリップを装着。
あとは、パワーユニットにつないであるレールにはさむだけ。
使い方は、通常走行と同様にモーターを動かし、
レールクリーナー等をしみこませた綿棒を車輪に当てるだけ。
写真は、撮影の都合上片手での作業ですが、台車は手で押さえて作業しましょう。
これだけで落ちないような頑固な汚れは、新品と交換するか、
#2000くらいの耐水ペーパーで磨きます。
実車の車輪削りと同じですね。
目が粗いヤスリを使ったり、回数が多いと表面のメッキが剥がれてくるので
程ほどにしましょう。
メッキが剥がれてきた場合は、新品と交換です。
手元にジャンク状態の動力ユニットがある方は、一つ用意しておくと便利ですよ。
これで、車輪の汚れ落としもラクラク。
それでは~