毎度ご愛読ありがとうございます、営業企画の加藤です。
エボリューションの設計より、ここは抑えておきたいポイント!というのをフォローアップします。
▲今回は「屋根の上の○○」
としますか。
▲屋根板はたった2種類で構成されます。とはいっても、完成品モデルでも実際は2種類の成型なんで驚くところではないですね。パンタ付きにしても無しにしても、先頭車にする場合は信号炎管やアンテナを取り付ければいいだけ。車種ごとに表現の異なる屋上手すりは、全てモールドされているので不要なものを削れば再現できるわけです。ないものを取り付けるのはたいへん。でも、削ればいいものは作業効率は断然楽ですよね。
▲さて、こちらはグローブ型ベンチレーターの基部。
今までのモデルには表現のなされていなかった彫刻。あまり目立たない部分ではあるけれど、妥協せずにしっかり再現しています。
▲ベンチレーターも重要なところですが、ランボードについても触れておきましょう。
実はこの部分もいろいろな意見を頂戴している部分です。
「非冷房にしたいから、最初から彫刻があるよりは別パーツにして後付できるようにして欲しかった」
といった内容でのご意見のようです。
しかし、「そうですね。そうすればよかったでしょうか?」ではないのです。
これにはコンセプトがあるわけです。この部分も削り落とせば非冷房屋根にすることはできます。
しかし最初からランボードがないところにランボードを植え込むとしたら、それは工作の敷居が格段に上がってしまいます。屋根板の曲面に細いパーツを垂直かつ平行に、より一体成型のように別パーツを取り付けるのははっきりいって至難の業です。曲面にドリルを垂直に通すのは難しいでしょう。綺麗に均一に接着させるのは骨が折れます。
もうひとつ付け加えておくと、いずれ非冷房車を製品化することもあるでしょう。エボリューションキットでは、様々なバリエーションに展開していくことを最初から考慮しています。必ずしもユーザーが面倒な加工をしなくても済む様に設計しています。それでも改造して作りたい方のために、どちらでも作れる構造を敢えて選択しているわけです。
▲話がちょっと長くなりましたが、次はベンチレーターです。
αモデルそれと同用品です。これの特徴ってわかりますか?
そう。ゲートがボスの下部にあるので、切り落としたあとでゲート処理する必要がないのです。とても初歩的な設計と構造ですが、今まで周りにあったグロベンはゲートの位置が本体側面などにあって、ここを後処理する必要があったので、綺麗に仕上げるにはン十個や百個単位で削り出す必要がありました。
こういった設計も現代の水準であるところですね。
▲今までのキットと違うのは「成型がよくなった」以外に「設計がよくなった」も一緒に感じて欲しいと思います。
▲そしてこれがベンチレーターを取り付けた側面からの視点。
細かいディテールもちゃんと見えるわけですね。
で、今度の土曜日(23日)はグリーンマックス・ザ・ストア秋葉原店でニューアイテムインフォを開催いたします。内容につきましては今回のエボリューションシリーズの試作品を中心に一問一答を。もちろん直近の新製品についても試作展示を行います。ゼヒご来店ください♪
デハ!