本社・商品企画部の牛久保です。
今回は室内照明ユニットの組込み(その1)を紹介します。
■室内照明ユニットを組込む際には、
①組み込む車両の長さに合わせて室内照明ユニット本体をカットする。
②室内照明ユニット本体にビス、集電スプリングを組込む。
・・・といった簡単な作業を行います。
※他社製品でも同様な作業が必要ですが、取扱説明書には明確な工具の指定や、作業方法がほとんど記載されていないため、今回は写真を交えて作業手順を紹介していきます。
今回は「室内照明ユニットの組込み(その1)」ということで、使用する道具・工具を紹介します。
▲Pカッター(アクリルカッター)
☆特殊な形状の刃先で、切断したいものに対して溝状の切れ込みをいれて切断するための工具です。
※室内照明ユニット本体の切断に使用します。
☆本来、アクリル板などの硬質プラスチックを切断するための工具ですが、模型用途としてはプラ板の切断や、パネルラインなどの溝掘り用の工具として利用されてきました。
☆模型店、ホームセンターなどで購入できます。
▲Pカッターの刃先
☆一般的なカッターナイフと比べると刃の形状が大きく異なります。
写真の場合、刃先を右側にひくようにして切ります。
※刃先は消耗品なので、切れ味が悪くなったら別売されている替刃と交換します。
▲金属用のニッパーの一例(写真は100円ショップで購入したもの。)
※室内照明ユニット本体の切断に使用します。
☆室内照明ユニット本体の基板は、「ガラスエポキシ樹脂」と呼ばれるもので、ガラス繊維をエポキシ樹脂で多層に重ねた構造となっており、極めて固く、曲げにも強い材質です。したがって、「プラスチック用ニッパー」で切ろうすると刃がこぼれてしまいますので、必ず「金属用
ニッパー」を使用してください。
▲金属用のニッパーの刃先
☆金属用は刃の厚みがあり、刃こぼれしづらい形状となっています。
※ニッパーも消耗品ですので、切れ味がわるくなったら、新品と交換して使用するようしてください。
▲精密ドライバーセットの一例(写真は100円ショップで購入したもの。)
※室内照明ユニットの組立に使用します。
▲いろいろなサイズ・先端形状のドライバーセットが市販されています。(写真は100円ショップで購入したもの。)
※購入するときには「#1」または「№1」のサイズのプラス(+)ドライバーが入っているセットを選んでください。
▲プラスドライバーの先端
☆組立に使用するドライバーは、写真のように先端が+形をしているタイプでサイズが「#1」あるいは「№1」と表記されたものを使用します。
※ドライバー先端の形状・サイズが異なるものを使用すると、ビスの溝を傷つけたり、つぶしたりすることもありますので、注意してください。
▲ダイヤモンドヤスリ(写真は100円ショップで購入したもの。)
☆表面にダイヤモンド粉などを電着させたもので、難切削材料の加工に有用なヤスリです。
※室内照明ユニット本体の長さを調整するためカットした際に、カットした面を整形するときに使用します。
☆幅5~10ミリ程度の平面がある「平型」または「半丸型」のダイヤモンドヤスリを用意します。
※室内照明ユニット本体であるプリント基板はたいへん固く、通常プラスチックを削る際に使用される鉄工用ヤスリを使うと、ヤスリの刃が鈍ってきれなくなってしまいますので、ダイヤモンドヤスリをお勧めします。
☆次回は、紹介した工具を使用して室内照明ユニットを組み立てていきます。
※室内照明ユニットの詳細については、こちらのGM通信もご参照ください。
※商品概要はこちらです。
http://www.greenmax.co.jp/Product_outline/product_outline_GM8461-8462.pdf
※今回紹介した商品は、メーカー受注は締め切りましたが、販売店様によりましては引き続き予約をおこなわれている場合もございますので、各販売店様にお問い合わせ下さい。