出荷担当の関根です。
今回は ガラスパーツの加工 までのご案内です。
このキットの窓ガラス表現は 窓枠・ドアが塩ビガラスに印刷済みです。
キットを筆塗りで製作する際、窓枠が成形品にある場合は
塗り残さず塗ることが難しいですし、繊細に窓枠が表現されているので、
印刷済みガラスパーツは助かります。
だだし欠点としては印刷色は薄茶色1色のみで、
作者の製作したい建物の色とイメージが合わない事もありそうです。
そして、建物内に照明を組み込んで夜景を楽しもうとした場合
印刷部分の窓枠と出入口扉が印刷のみでは遮光しきれず、
ぼんやり光ってしまいます。
そこで今回はそんな問題を解決する小加工をしてみます。
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準備した物は
GMカラーNo,19 ベージュA(西武車両他用)
クレオス フラットベース (塗料の艶を抑えます)
クレオス リターダー (塗料の乾燥を遅らせます)
塗料皿 (調色した塗料を入れます)
カラス口 (からすぐち)
過去記事 カラス口 カラス口の使い方解説があります。
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GMカラーNo,19 ベージュAは 本体塗装で柱と窓枠に使ったので
色を合わせてみようと思います。
カラス口は自由に塗料を変えられますので
どんな色にも変更可能です。
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GMカラーNo,19 ベージュAにフラットベースと
リターダーを少量添加したものを用意します。
No,19 ベージュAは薄めずに原液のままです。
準備した塗料濃度と線の太さを不要な透明塩ビガラス板にのせて確認の後
ステンレス定規を使って、印刷部分をなぞって行きます。
はみだしや かすれが無い様に慎重に行ないました。
失敗した場合は 乾燥前ならば簡単に爪楊枝で取り除くことが可能です。
窓桟はカラス口の幅を狭く調整して進めます。
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扉の印刷部分は塗料を重ねますと、形状が判らなくなりますので
デザインナイフにて中央に軽く筋を入れておきます。
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広い面積は面相筆を使って塗りつぶします。
扉へは塗料を多めに塗り、半乾き状態時に筆でシワをよせて
凹凸を作り 木製扉のモールド風にしています。
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1・塗装前
2・表面の塗装が済みました。
1・塗装前
2・表面の塗装のみですと、塗装ムラと細い窓桟の遮光効果が
完全ではない部分があります。
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表面が完全に乾燥後、裏面も同様に塗装しました。
1・塗装前
2・表裏の塗装が済みました。
作業時間は掛かりますが 表面のみと比べて遮光効果が良くなりました。
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別色の本体用に色を変えて同様に塗ってみます。
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GMカラーNo,20 ラズベリーA(西武車両用)をベースに
GMカラーNo,19 ベージュA・フラットベース・リターダーを調色して
塗装してみました。
1・塗装前
2・表裏の塗装が済みました。
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ここでガラスパーツの塗装を完了としても良いのですが
GMカラーNo,19 ベージュAを使い
使い込まれた窓ガラスをイメージしながら
エアブラシにて表面へ 極薄く塗り重ねてみました。
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