出荷担当の関根です。
今回は やすりがけ工程、塗装準備までのご案内です。
下塗りの為、GMスプレーNo,10 黒 をランナーから切り離さず
表裏を塗装しました。
バリのある部分はデザインナイフを使って整形します。
作例ではデザインナイフの刃を寝かせてパーツに沿わせ、
刃先が引っかかる部分を 削ぎ落とすようにしています。
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関連記事 3年前の記事ですが工具について 詳しく説明があります。
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今回の作例では防火壁パーツを
イラストを良く確認しながら 最初に組み立てました。
プラスチック用ニッパーでランナーから切り出して
まずは接着剤を塗らずに仮組みし、パーツの合いを確認します。
接合部分に不要な凸が僅かにありますので
棒やすりで平らに処理しました。
再度仮組みをして、パーツの合いを確認した後
プラスチック用接着剤を適量塗り
形状のずれに注意しながら強く貼り合わせます。
流し込み接着剤を併用するのもおすすめです。
流し込み接着剤を使用する場合は
パーツの合せ目へ、多めに流し込み、その後強く貼り合わせます。
はみ出しは気にせずそのまま乾燥させます。
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ベンチレーターを切り出します。
ゲート (パーツとランナー(枝)をつなぐ部分) を多めに残しています。
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完成すれば見えなくなりますが
パーツ下側を棒やすりで平らに処理した後
プラスチック用接着剤で組み立てます。
1・ 切り出し
2・ 2ピース構成ですのでこのように組み合わせました。
残してあるゲートは接着剤が乾燥後、ヤスリを使って整形します。
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換気ダクトを切り出し、
ゲート跡をデザインナイフとヤスリを使って仕上げておきます。
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車庫内の土台パーツに進みます。
本キットはゲートが太い部分があります。
ここはランナーから切り離す際ゲートを多めに残し、
後からニッパーで余分を切ることで
パーツが えぐれてしまうことを防ぐことができると思います。
必要部品を切り出し 組立説明書を確認しながら並べてみます。
今回の作例は、行き止まりの車庫を製作していますので
上写真内の説明書の土台加工を行います。
組立説明書を確認しながら
終端部床と土台・通路パーツを 裏にあるV字溝でカットしました。
レールの間に入るパーツにはV字溝がありませんので
端から8mmの位置で切断します。
切り口をやすりがけして隙間ができない様に確認しながら
工作しました。
接着剤を使わずに仮組みして 完成状態を確認しています。
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ゲート跡とパーティングラインを平棒やすりで仕上げました。
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各パーツを切り出し、ゲート跡と、断面の抜き勾配を
やすりがけして準備します。
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防火壁の接着剤が固まりましたら、
ゲート跡をカットし、
合わせ目を 棒やすりを使って 段差が目立たなくなるまでやすります。
やすり関連記事
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ベンチレーターも接着剤で固定できましたので
残していたゲートをカットし
ゲート跡と 全体形状を 半丸棒やすりを使って整形しました。
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白く見える部分をやすっています。
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実物例 雨どい
建物の再現密度が高まるパーツが含まれています。
縦トイパーツです。
ここもゲートが太い部分です。雑に扱うと折れてしまいます。
ランナーから切り離す際 ゲートを多めに残し、
後からニッパーで余分を切ることで
パーツが折れる事を防ぐことができると思います。
パーツとゲートの間が少ないので
薄刃ニッパーをお奨めします。
ニッパー関連記事
軒ドイパーツです。
長く、細いパーツで これも折れやすいです。
そしてゲートは、トイより太く気をつかいます。
そこでランナーを まず切断して、下写真の様にばらします。
これでニッパーを寝かして切断できるようになります。
トイのゲートを1箇所切断した後、ランナーをカット
そして、ゲートのカットをくり返すことで
軒ドイが折れることなく切り出せました。
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簡略として 自信がある方は薄刃ニッパーの 刃先 を使い、
ゲートを長く残してカットすることもできます。
残ったゲートは縦トイと同じくニッパーを寝かしてカットしました。
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ゲート跡の切り口と、パーティングライン(線状の凸)を
棒やすりとデザインナイフを使って処理します。
デザインナイフは歯を立てて、鉋(かんな)の要領で動かします。
細く大変小さいパーツですが、ていねいに制作する場合は
ここもきっちり処理したいです。
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屋根パーツのゲートも太いです。
上記と同様にカットしました。
ゲート跡の切り口と、パーツの そり をやすりで仕上げます。
2棟つなげる車庫をつくりますので、屋根も接続します。
隙間無く接続できるように 合わせ目をやすって
上写真 赤矢印部分のように仕上げました。
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防火壁パーツの断面図があります。
組立イラストでは 屋根と防火壁を同時に貼り付けるようにありますが
ここは塗装工程を考え、別に組み立てを行ない
塗装後に取り付けようと思います。
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小パーツも塗装工程を考えて、ランナーを分割して準備します。
塗装後にゲートから切り離します。
小さいパーツなので、GMキット用別売り台車(各¥400-本体価格)が
入っていたケースにまとめて、塗装・取り付けまて保管します。
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やすりがけの済んだ各パーツを不要なダンボールに両面テープで貼り付け
再度下塗りのGMスプレーNo,10黒を軽くスプレーして
本塗装の準備ができました。
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