集合住宅の作例 ⑦  ガラスパーツ貼り付け

出荷担当の関根です。

前回 本体細部塗装まで進みました。

今回はガラスパーツ貼り付けまでのご紹介です。

キットにはガラスを表現する為の、透明塩ビ板が入っています。

切り出す工具は一般的な はさみがあれば可能です.

ここではステンレス定規とデザインナイフを準備しました。

塩ビ板はプラモデル専用接着剤では固定できませんので

ゴム系接着剤を使用します。

実物例 通路側の窓

すりガラスや波板ガラスの場合が多いイメージがありますので

400番の紙やすりで塩ビ板をこすり、くもりガラスの表現をしてみました。

通路側窓の裏側に貼り付けるので

のりしろ部分を考えた幅で帯状に切り出します。

現物合わせで必要な長さに工作はさみでカット

▲ 仮組みで窓の比較です。

準備した塩ビ板は片面をやすっていますので

表裏でツヤが違います。

上・ガラス無し

中・裏側にくもりガラス表現 つやあり

下・表側にくもりガラス表現 つやなし

ゴム系接着剤を必要部分へ

妻楊枝に適量を盛り付けて本体側に点づけし

切り出した塩ビパーツを貼り付けます。

今回の作例は つやなしのくもりガラス表現で進めます。

表に接着剤がはみだした場合は、妻楊枝を回転させながら からめとります。

時間が経ちますと取り除きにくくなりますので

都度確認しながら行いました。

通路側の壁に窓ガラスを貼り終えた状態です。

ベランダ側の塩ビ板を準備します。

建物を仮組みして屋根パーツと干渉しないように気をつけて

のりしろを確保しながら塩ビ板の寸法を決めます。

現物合わせで寸法を決め、デザインナイフにて印を付けて

必要となるサイズを切り出しました。

塩ビ板を貼り付ける前に

小加工例です。

コピー用紙を準備し

シャープペンで上写真の様に 窓部分の四隅をなぞって

1棟を写し取り

コピーを繰り返して量産し、カーテンを表現する準備しておきました。

本編に戻ります。

通路側と同様に貼り付けます。

ベランダ側は透明塩ビ板のまま使っています。

塩ビ板は十分な面積分が含まれていますので

窓ごとに切り出す必要は無く、大きく1枚で貼り付けています。

ガラスの表現ができました。

本体の準備ができましたので全パーツの組立工程に進みます。

・・・が、このまま進めますと・・・・

仮組みして確認です。

室内表現がありませんのでベランダ側から覗くと

通路側の窓が見えてしまいます。

そこで、室内側から紙を貼って光を通さない処理をしてみます。

薄い紙であれば、室内照明を組み込んだ場合

光を透過します。

グレー系の不要な紙を切り出して裏から貼りました。

白い部分が紙を貼った所です。

これで窓から室内を覗いた時、反対側の窓が見えなくなり実感的になります。

室内に貼る紙は、読み終わった雑誌・パンフレット・新聞広告等から

イメージに合いそうな部分を切り抜いても使えます。

こちらはカタログ・商品パッケージ写真用に使った作例です。

生活感の演出と、空洞の室内を隠す目的で

作例サンプルの裏側はカーテンの表現を追加しています。

小工作編  カーテン・網戸の表現 に続きます。

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