【特製品】クモヤ145(国鉄仕様)・その3

毎度ご愛読ありがとうございます、営業企画の加藤です。

特製完成品のクモヤ145形国鉄仕様が漸く竣工。
前回の記事はこちらから


▲最後の最後でステッカーで悩みましてね…。

製品付帯のステッカーは塗装済みキットのクモヤ143形のものなんですが、種別幕に収録されているコマのサイズがどうにも合わないんですよ。このステッカーが入っているものは過去の製品ということで、最近の品番では印刷に切り替えています。

さて、


▲取り出したのは107系の付属ステッカー。
行き先方向幕のコマの中に「回送」が含まれているのに気づきました。
お、コレは寸法もバッチリじゃないか!

ということで今回の特製完成品ではこの回送コマを使用しました。

次に車番の選択。


▲ベースとなった製品の品番は4077で動力無しの2両セットですが、何番に仕上げるか課題でした。
国鉄当時の所属を調べていてやっと判明しました。

前回記事で東京西鉄道管理局「西トタ」に設定したと書いたと思います。
国鉄当時の豊田電車区(現:豊田車両センター)を指します。そこに所属していたクモヤ145形なんですが、

昭和61年11月まで「119番」「120番」が所属、11月以降は転属が行われ、代わりに「117番」が配備されました。
117番はその後廃車されるまで豊田所属でした。

・・・とすれば、西トタ表記では上記の3機を設定できるわけですね。


▲3セット工作したうち、1セットは119番と120番を設定。
119番はこの位置に車番表記がありました。


▲120番は荷物扉のすぐ脇に表記されている特長があります。同じ形式なのに仕様が僅かに違うのも面白いですね。きっちり再現しておきました。

ちなみに販売形態はこの119+120を2両セットを1本と、


▲こちらの117番を1両単品化して4セット用意することに決めました。

所属表記こそ西トタですが、配給回送などで別の車両区に出向くこともあったようです。


▲前面警戒帯は黄色5号(No.12)で塗装しています。結構雰囲気が変わります。
通常販売製品に少しだけ手を加えただけですが、効果的なグレードアップが計れたと思っています。

<レシピのおさらい/加工したポイント>
・前面警戒帯=黄色5号で塗装
・種別幕=107系付属ステッカーの回送幕を使用
・車輪=黒染め車輪に交換
・パンタグラフ=PS16Nに換装
・屋根=JR無線アンテナを撤去し、ダークグレー(+フラットベース)増量で再塗装
・信号炎管=EVOパーツに置き換え
・避雷器=国鉄時代の再現のためEVOパーツのLA15形に換装
・所属表記=EVOの7404から西トタを使用。
・車番=117および119と120番のペアを貼付。
・信号表記=EVOの7404から「BS」を貼付。
※動力車は含んでいません。すべてトレーラーです。

意外と手間はかかっていないのですが、思い起こせばこれだけの加工ポイントがあったんですね。

さてさて、気になる納品ですが、週末には店頭に並べる方向で考えています。
販売はグリーンマックス・ザ・ストア秋葉原店のみ価格は店頭で開示させていただきます。
セット数に限りあり、早い者勝ちです。

気になっている方はゼヒお店までご来店ください!

デハ!

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