実物のバラストって、結構枕木の上に乗っかってるんだ。
バラスト撒きって、そこまで几帳面にしなくてもいいんだ・・・
でも模型なら・・・枕木に乗っかってない方が、断然格好良い。
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(か)です、どうも。いつもご覧くださりありがとうございます。
先日、東急線に乗る機会があり、折角なので大井町線の8500系を見てきました。
グリーンマックスの東急8500系大井町線は完成品として発売しており、
小パーツを含め、全てが装着済みなのが嬉しいです。
それでも実物をじっくりと眺めてみますと・・・
色々と手を加えてみたくなる箇所が見えてきます。
例えばアンテナ、青っぽいグレー色に見えます。
それにクーラーの横、四角い網の部分が黒っぽく見えます。
気になる部分に手を加えて、自分だけの「作品」に仕上げてみましょう。
やはり目に付きやすいのは屋根の上。
まずは車体を分解し、手を加えようとするパーツを取り外します。
ボディの裾を少し広げてツメを解除しながら床板を取り外して、
ボディの裏から見えている屋根(中央の穴)を押し出すように外します。
外した屋根を裏返し、クーラーのピン(画面中央)を押して、クーラーを取り外します。
同じようにアンテナ、パンタグラフ、ヒューズボックスを取り外します。
取り外したパーツ達は、無くさないように整頓しておきます。
青っぽく見えたアンテナは、GMカラー42伊豆急ハワイアンブルーで着色。
根元の部分だけは屋根と同じようなグレーに見えたので、
ガンダムマーカーを使ってクルリと着色。
クーラーは塗装すると質感が変わって格好良いので、まとめて塗装。
色はGMカラー9と37を混ぜた特製ライトグレーとしてみました。
クーラー上部のファンのモールドには、
しゃばしゃばに薄めたエナメルカラーをチョンと置き・・・
奥行き感がググッと増しました。
クーラー側面には凹モールドがあるのですが、もっとメリハリが欲しかったので・・・
パソコンのドローイングソフトの力を借りて、シールを作ってみました。
これを切り出して凹モールドに貼り付けて・・・
随分と印象が変わりました。
パンタグラフのホーンの端、黄色くなっています。
これは8500系に限らず、東急の殆どの車両に施されているようです。
またもガンダムマーカー、黄色でチョイッと。
どうせ着色できない軟質素材ですから、色が剥がれた時の塗り直しが簡単な物を選びました。
これ効果的じゃないですか。
“顔”といわれる前面。顔だけに、端正な表情に仕上げたいものです。
貫通扉の縁、金属の質感が異なるこの雰囲気、
製品にも質感の異なる銀色の印刷がされていますが、
もうちょっとメリハリといいますか・・・何とかしてみたいです。
まずは作業の邪魔になりそうな渡り板を取り外します。
無くさないように「台車ケース」に仕舞って置いて・・・
凸部分を筆で着色・・・とも考えましたが、
上手に仕上げる自信がなかったので、凸部分を残してマスキング。
角のR部分はゾルを使ってと・・・。さて、色は何を使いましょうか。
Mrカラーの「スモークグレー」と
ガイアノーツの「ダークステンレスシルバー」がありました。
スモークグレーは見てのとおり古そう(現在は蓋の形が異なりますね)。
案の定、中身カッチカチ・・・ガイアカラーを使うことにしました。
ちなみにカッチカチの塗料、捨てちゃうのは勿体無いです。
薄め液を入れて蓋をして数日放置すれば、大抵の場合、蘇ります。お試しください。
無事塗装を終え、マスクを剥がします・・・イメージどおりにできているかな。
メリハリつきました!
スカート部分、製品ではグレーの成型品のままですが、ここも色をつけてあげます。
実物は結構濃いグレーに見えますね。
スカート部分が台座に接着されていて取り外すことが不可能なので、
変わりにダミーカプラーを取り外します。画像の部分を押すことで簡単に取り外すことができました。
ところが、グレーにしたくないジャンパ栓や機器箱も接着されています。
どうしようか悩んだ挙句・・・
ここは思い切って、それごとグレー塗装しちゃいました。
色はGMカラー35ダークグレーを選びました。
ダークグレーが乾燥したら、改めて黒色にしたい部分を着色。
ガンダムマーカー大活躍です。
元通りに組み直して完成。商品が「作品」になった瞬間です!
屋根上と正面だけの加工でしたが、如何でしょう、結構効果的じゃないでしょうか。
青っぽいアンテナも、良いアクセントになってくれています。
ちょっとした加工で、お手持ちの車両がお気に入りの作品に生まれ変わります。
軽めの作業ではありますが、なかなか楽しめますよ。
しかも抜群の効果!オススメです。
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ところで東急大井町線、色々な形式と出会えて、とても楽しいですね。
今度のお休みは、ぶらっと大井町線巡り、如何ですか。
それでは今日も素敵なホビーライフを。