こんにちは、ストアースタッフYです。
今月8月下旬に発売が控えているグリーンマックス新製品「南海10000系サザン新塗装」
(写真は改造編成ですね(笑))
グリーンマックスの製品詳細ページを見ると先頭部へのTNカプラー取付はできない仕様となっています。
そこでストアー各店でも公開している製品サンプルを使ってTNカプラーが構造的に付かないのかどうか実際に検証をおこなってみました。
実車同様一般車両とつなげて遊びたいところですし。
こんな感じに。
とりあえず使えそうなTNカプラーJC55を用意します。
再生産の直後らしくストアーの在庫もございますが、人気商品のため今のうちに必要数を確保した方が良いかも!?
密自連形のグレー成形品のTNカプラーです。
南海10000系試作品を裏側から眺めてみます。付きそうな感じなんですけどねぇ。
組まれた状態で悩んでいても仕方がないのでスカート部分のみを外しました。
このスカート、ベースになる部分とスカート本体が別パーツになっています。
(ダミーカプラーを外す際に接着されていたため片側のピンを折ってしまっています)
TNカプラーとスカートベースを見比べて、可動部分が接触すると思われる中心部分に長穴を開けることにします。
カッターでベースにセンターラインを罫書きし、TNカプラー固定用のツメ部分まで穴を開けます。
いきなり大きな穴を開けると位置がずれてしまうため、位置決めをし、0.7mmで下穴、1.5mmで穴を開けます。その後、穴同士をカッターでつないで長穴を作成します。
あとはカプラー本体のバネ固定部分の凸部分がベースに当たるのを避けるため、ベース部分後方を半円状に削ります。
実際にTNカプラーを上下に分割したものを用意し、パーツを現物合わせで調整しながら作業を行います。
カプラー部分をはめて、問題なく動くようであれば、4箇所の固定用のツメ部分にゴム系接着剤を少量ずつ付け、接着します。
組立状態例(表面)
組立状態例(裏面)
そして実際に南海10000系に取り付けた例です。
ボディが付き連結器が曲がっていると違和感を感じますね。
というわけで他社より発売中の南海7100系と実車同様連結!(笑)
南海ファンの方はこういった連結を計画している人が多そうですね。
実車さながらの連結面間隔は幌を付けると当たるか当たらないかという僅かな空間をも再現。
首振り具合も良好。上下の遊びもあるので勾配区間も問題なさそうです。
最後に下から見てみます。問題なさそうですね。
結論として、TNカプラーは無加工では取付不可ですが、一部ベース部分の改造によりTNカプラーの取付ができそうです。
難易度はそれほど高くないので是非お試しください。
お手軽加工で他社より発売中の通勤車両7100系とも連結が可能(本来であれば加工なしで付くと良いんですけれども・・・)で遊べる範囲がグッと広がります。
商品を確実に入手したいという方はまだ追加予約が可能かもしれません。最寄のグリーンマックス製品取り扱い店舗までどうぞ!
それではまた。