こんにちは、商品企画Wです。
土日に遠くまで行ったため、工作ができず中断中でしたが、今日よりあらいざらい工具!再開です。
前回、数種類のヤスリを挙げましたが、それぞれ使用用途・方法が異なります。
それでは、順番にご説明をいたします。
↓まずは平ヤスリからです。Nゲージには大きいヤスリですが、平面が出やすく他のヤスリよりも多く削れるので、形状出しや、修正などに向いています。
写真では、床下機器の接着面の平面を出しているところです。矢印の方向に「ヤスリ」を動かしています。
また、ヤスリ本体が大きいので、台に置きパーツを動かす削り方もあります。
↓写真は矢印の方向に「パーツ」を動かしています。
ここで少しヤスリの仕組みをご紹介。ヤスリにはご存知刃が付いていますが、一部例外を除き刃が先端方向に向かうようについているため、握った状態から前に押し出す方向にしか切れません。カミソリを想像していただければ分かり易いかもしれません。
↓今回使用しているヤスリは、切りカスの逃げれる溝が付いている以外は普通のヤスリになります。写真の赤線の角度で刃が付いています。この角度から45度以上の方向に前に押し出すとしっかり削れます。上の写真の方向で削ると間違いがありません。
逆に当てながら引いてしますと、パーツが削れないばかりか、パーツにキズが付いてしまいます。
↓また、細工用のヤスリも同様に一定方向に動かします。紙ヤスリと違い1回でかなりの量削れるので、注意です。
1方向にしか削れないヤスリはここまで。
↓の紙やすりを固定した工具はどの方向に削っても問題ありません。
また、細工用ヤスリと同様の形状をしているダイヤモンドやすり。こちらもどの方向に動かしても削ることができます。普通のヤスリより高価ですが、便利です。
今回は、ここまで。次回は、紙・布系のヤスリをご紹介。