プラスチックは万能だ。
切ったり、くっつけたり・・・時には溶かしたりもできる。
でも、溶かすには“火”が必要になるので、皆さんにはお奨めできない。
火は便利ですが、本当に怖いものなのです・・・。
ドライヤーの熱であれば、まだ安心かな?
でも、プラを持つ方の手が熱さに耐えられないか・・・、やっぱり、万人向けな工作ではないです。
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(か)です、どうも。いつもご覧くださりありがとうございます。
前回の【その12】の終わりの方で、少々取り乱してしまいましたのは、この画を見たからでして・・・、
例によって画は“デハ”なのですが・・・
ドア上に何やら線状の突起が・・・
張り上げ屋根になったことで、本来、屋根の縁にあった雨樋が無くなったので、
新たにドア上だけに雨樋を追加したようです。
これはデハでもクハでも同じようで・・・、
・・・これを忘れていました。
既に車体のグリーンを吹き付け始めてしまいましたが、折角気付きましたので、雨樋を作りましょう。
糸のように細いプラの線が欲しいのですが・・・、
要らないランナー(最初にボディパーツを切り出した時の残った枝など)を適量切り出して、
熱してプラを一時的に溶かします。
【!】火を扱いますので、必ずしも万人向けではございません。火の取り扱いには十分にご注意ください。
【!】特にこの作業を行なおうとする未成年者は、必ず保護者のご了解の上、保護者監督の元で行なってください。
この素材はスチロールで、比較的低い温度の熱さでも軟らかくなりますので、
頃合を見計らった後、“エイッ”と引っ張ります。
すると・・・
こんな風に糸状になります。
そのまま放置しますと、すぐに熱が冷め、そのままの形で固まります。
これを適当な長さに切り、雨樋として使おうと思います。
なお、火の扱いはNGだという場合、こんな素材も有効です。
プラストラクト製のプラ素材です。画はΦ0.3mmの丸棒です。
先ほどの火を使ったお手製の糸状プラ線より、これであれば一律の太さを確実に手に入れられます。
こちらを使うことにしましょう・・・。
必要な長さを切り出し、形を整えてボディに接着し、雨樋としたいと思います。
デリケートな箇所ですので、接着は慎重に・・・。
少々オーバーな雰囲気ですが・・・無いよりは、格好良くなりましたね。
私の手元には正確な寸法が判る資料がありませんでしたので、『雰囲気』で仕上げました。
この『雰囲気』こそが、個性的な作品を生み出すんですよね。
完全固着を待って、改めて車体のグリーンを塗装したいと思います。
それでは今日も、素敵なホビーライフをお過ごしください。
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